SEVENTEENはCARATと共に歩み続ける “TEAM SVT”の絆を証明したファンミ最終公演レポ

SEVENTEEN、ファンミレポ

 3月25・26・27日にSEVENTEENのファンミーティング『2022 SVT 6TH FAN MEETING「SEVENTEEN in CARAT LAND」』が、韓国のチャムシル総合運動場補助競技場で開催された。本稿では、オンライン配信が行われた最終日の様子をレポートする。

 公演初日ではレインウェアをまとったメンバーたちが雨の中でもエネルギッシュに立ち回る姿が印象を残したが、最終公演となった27日には天気にも恵まれ、ステージのバックには美しい夕日が沈みゆく景色も見られた。

 第一回が行われた2017年から現在まで、恒例イベントとなってきたSEVENTEENのファンミーティング『SEVENTEEN in CARAT LAND』。しかし、2019年に行われたワールドツアー『SEVENTEEN WORLD TOUR <ODE TO YOU>』以来、約2年半ぶりにソウルでのオフラインコンサートが実現した今回は、ファンやメンバーにとってもかけがえのない公演となるーーそんないつも以上の特別な想いが、セットリストやコメントへ溢れんばかりに込められていた。

 ライブの一曲目を飾ったのは、彼らの記念すべきデビューミニアルバムにしてファンダム名“CARAT”の由来ともなった『17 CARAT』から「Shining Diamond」。13人とファンが共に歩んできた軌跡と、互いを結ぶ強い絆を感じさせる楽曲で幕を開けた。

 MCセクションではメンバーのコメントに対し、会場から盛大に反応する太鼓の音が。実はこの太鼓、“SOGO”というSEVENTEEN公式グッズのひとつ。オリジナル動画コンテンツ『GOING SEVENTEEN』内でDKが使い、大きなインパクトを残した韓国の伝統楽器ソゴ(小鼓)がアイデアのもととなっている“SOGO”は、コロナ感染対策のため歓声が上げられないファンがコンサートを楽しむため、このたび公式グッズとして販売された(※1)。そのユニークな発想とファンを思いやる気持ちに、SEVENTEENらしさが表れている。


 その後は「HOME;RUN」、「Fallin’ Flower(Korean ver.)」、「Rock with you」などコロナ禍でリリースされた楽曲がセットリストを彩ったが、これはメンバーたちが口にしていた「今回のファンミーティングは対面で披露することができなかった曲もお見せする」という想いを反映させたものだろう。「Run to you」では、曲中にWOOZIが「보고 싶었어!(会いたかった!)」と、渾身のエネルギーを込めてシャウトしていた場面も胸を打った。

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