BTS JIMIN&SHINee テミンのコラボステージも 韓国では活発な垣根越えたボーイズグループの交流、日本でも広がるか?

00s、ホランイズ……同い年同士のつながりが深いK-POPメンバーたち

00s - Psycho (original song: Red Velvet)

 事務所を横断したコラボステージといえば、2020年のKBS『ミュージックバンク上半期決算SP』でスペシャルユニット・00sが披露した、Red Velvetの「Psycho」が話題になった。

 00sは、AB6IX デフィ、ASTRO ユンサナ、Golden Child ボミン、Stray Kids ヒョンジンの4人の2000年生まれのメンバーで構成されたユニットだ。Red Velvetの「Psycho」カバーでは、ボーイズグループのメンバーがガールズグループの楽曲を違和感なく披露したことが印象的だった。また、4人のメンバーはそれぞれのグループで特に人気のあるメンバーだったこともあり、コラボレーションステージが披露された際は、SNSで盛り上がりを見せていた。

 特にメンバーの一人であるStray Kids ヒョンジンのパフォーマンスが注目され、彼のチッケムは他のメンバーよりも飛び抜けて多い再生数になっている。

[2021 MBC 가요대제전]호랑이즈 (문빈 X 키노 X 주연, 큐 X 리노 X 환웅 X 동현) - 호랑이 (Tiger Inside), MBC 211231 방송

 2021年の大晦日に放映された『MBC歌謡大祭典』でも、夢のようなコラボレーションが実現した。ユニット名は「호랑이즈(ホランイズ)」。「호랑」は韓国語で「虎」の意味があり、2022年の干支にちなんで、寅年生まれのメンバーたちが集まった。

 ホランイズのメンバーは、Stray Kids リノ、ASTRO ムンビン、THE BOYZ ジュヨン&Q、PENTAGON キノ、AB6IX ドンヒョン、ONEUS ファンウンの7人。どのメンバーも自グループではメインダンサーやリードボーカルなどを務めている才能を持った7人が集まり、パワフルなSuperMの「Tiger Inside」を披露した。

 今回紹介したテミンとJIMIN以外の2組の例を見て分かる通り、K-POP界の横のつながりは、実は同じ学年や生まれ年の「同い年同士」ということが多くある。これは、芸能界に限らず、韓国では同い年というだけで仲良くなったりすることが多いのだ。

日本でも事務所を越えた化学反応が生まれるのか?

 事務所の違う別々のグループから選出されたメンバーによるコラボレーションというのは、思いがけない化学反応を起こすものだ。前述した00sも、ホランイズもそのいい例だろう。K-POPシーンでは事務所によってカラーが違っており、それぞれ全く違う環境で歌唱力やダンスを育んできたメンバーのいつもと違う姿を見ることができるのがコラボステージの魅力だ。。特別なステージのために集められたメンバーだったとしても、そのコラボレーションによる新しい気づきが得られるのかもしれない。

 このような豪華なコラボレーションは、韓国では年末年始の音楽祭シーズンや、サバイバル番組などの多くのアイドルグループが集まる場面で生まれることが多く、通常ではなかなか観られない、様々な垣根を越えたステージとなっている。それはファンにとっても、推しているアイドル同士の絆を感じられる、夢のような機会だったりするものだ。

 冒頭でも触れた通り、今回は『BE:FIRST TV』にINIが出演し、BE:FIRSTとINIがそれぞれのデビュー曲のカバーステージを披露した。今後、日本でもこのような共演をきっかけに、事務所やグループを越えたさまざまなコラボレーションが生まれてくることを期待したい。

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