日向坂46 五期生、早くもグループの中心で活躍のチャンス？　10人のプロフィールから考察

　日向坂46の五期生がグループのYouTube公式チャンネル『日向坂ちゃんねる』にて発表された。

　オーディションを経て選ばれた11名の合格者のうち、最終的に10名がグループに加入することとなった。現在の日向坂46は長きにわたりグループを牽引してきた初期メンバーが卒業するという、試練であると同時に、新たな可能性を切り拓く好機のタイミングになる。これまで日向坂46の根幹を担ってきたメンバーの不在は、グループの方向性や魅力を再考する機会であり、新加入メンバーにとっては、より早い段階からグループの中心として活躍するチャンスが広がっているはずだ。

　現在公開されているのは、プロフィール動画から確認できるビジュアルや声、名前、年齢、出身地と限られた情報のみ。しかし、そこからは眩しい笑顔も伝わってくる。今回は、期待が高まる中での加入となった五期生10人のプロフィールを紹介したい。

・大野愛実（おおのまなみ）

　東京都出身の17歳、大野愛実。紹介動画では、“日本のひなた”であり、グループとも縁深い宮崎県、その最南端・串間市に位置する都井岬の自然を背景に、特技であるピアノ演奏を披露している。その最初の登場は、純粋さに加えてエネルギッシュな印象も感じさせ、早くもグループの中心メンバーになりうる素質も予感させる。彼女の音楽的な才能は、グループに新たな色を加えてくれるはず。音楽面でも貢献する可能性を秘めていると思う。

・鶴崎仁香（つるさきにこ）

　神奈川県出身の20歳、鶴崎仁香。特技はトランペット。紹介動画からは、都井岬の開放的な空間に響く彼女の音色が聞こえてくるようだ。名前の“仁香”（にこ）が示す通り、笑顔が印象的であり、その明るさはグループに新たな活力を与えるだろう。乃木坂46の賀喜遥香に似ているという声もあり、そのルックスへの注目度も高い。

・坂井新奈（さかいにいな）

　神奈川県出身の15歳、坂井新奈。これまでグループ最年少だった渡辺莉奈よりも若く、新しい最年少メンバーとなる。彼女の特技はバレエで、動画では優雅な舞いを披露しており、とてつもないポテンシャルを感じさせる。15歳とは思えないほどの大人っぽいビジュアルも魅力だ。バレエで培われた彼女のしなやかな動きは、グループのパフォーマンスにさらなる芸術性をもたらしてくれることだろう。年少メンバーとして、渡辺との絡みも個人的には注目したいところだ。

・佐藤優羽（さとうゆう）

　福岡県出身の18歳、佐藤優羽の特技は薙刀。都井岬の自然の中で佇む姿と、薙刀の演舞を披露する映像から感じるのは凛とした強さ。これまでの日向坂46にはいなかったタイプであるようにも感じられる。透明感のある美しさと長い髪も印象的であり、その儚い雰囲気も魅力の一つ。同じ福岡県出身の先輩メンバーである濱岸ひより、渡辺莉奈に続く存在として、地元ファンからの期待も大きいはずだ。

・下田衣珠季（しもだいずき）

　千葉県出身の18歳、下田衣珠季。特技は卓球で、輝くような瞳と爽やかな雰囲気は実に日向坂46らしいフレッシュさがある。日本を代表する元卓球選手の水谷隼が自身のSNSで活躍に期待を寄せた投稿をしたことも話題となった（※1）。期待の卓球少女として、その実力が明かされるのが楽しみだ。日向坂46が3年連続で『世界卓球』の応援サポーターを務めている状況からも、彼女の存在はグループにとって大きな強みとなるだろう。