「つつみ込むように…」インタビュー
iScream、音と一体になって生み出した3人のグルーヴ EXILE HIROの想いから実現した名曲カバーを語る
iScreamらしさとは“その時の100%を出し切ること”
ーー今回のカバーは新たな挑戦となりますが、オリジナル楽曲をリリースする時とはまた心境は変わりますか?RUI:違いますね。やっぱりいつも以上に責任感があります。私たちもスクールに通っていたころからMISIAさんの楽曲をレッスンの課題曲で歌うことが多くて、その素晴らしい歌唱力を肌で感じていましたので。今こうしてデビューして、同じアーティストという立場でカバーさせていただくことは、いまだに信じられないところはあります。
MISIAさんの歌う「つつみ込むように…」を愛し続けている方がたくさんいる中で、オリジナルへのリスペクトを持ちつつも、iScreamらしさを届けないと意味がないので、そこが難しかったですね。特に難しかったのはフェイクの部分です。私は歌詞を一番のメインに考えているところがあるので、その歌詞に対して共感できたり、自分に刺さったらその曲をリピートして聴くことが多いんです。でも、例えばMISIAさんの歌う詞が日本語じゃなくて知らない言語だったとしても、そのグルーヴ感や音楽性だけで引き込まれる部分があると思うんです。この楽曲には、そういう歌詞にならないフェイクの部分がたくさんあるので、その表現はすごく難しかったですね。
HINATA:自分たちがいつも聴いている楽曲と、90年代のR&B調の楽曲という違いの点でも苦労しました。90年代の曲は、今回のように少しテンポが遅めというか、ターン・ターンという1個1個のリズムが重いイメージなんですけど、私たち世代が今よく聴いている楽曲はタンタンタンっていう感じでビートのアクセントが強い気がしていて。今回はカバー用に新たにインストの音源を作ってもらったんですけど、サックスのソロ部分にそのあたりの違いを感じました。バンドの生音がたくさん聴こえるのも、90年代っぽい特徴かなと。
YUNA:それだけ音が違うので、歌い方にも違いが出てくるというか。MISIAさんの楽曲はいざ歌ってみると本当に難しいんです。これまで自分たちのオリジナル楽曲のときには、3人で同じ風景、同じ感情をイメージして統一感を持ってレコーディングに挑んだのですが、その伸び伸びとしたグルーヴ感を活かすためにも、今回はそれぞれのフレーズをどんなふうに歌いたいのか、重視していく形になりました。たくさん試行錯誤しましたが、自分たちらしい「つつみ込むように…」ができ上がったんじゃないかなって。MISIAさんが感じたものをそのまま音楽として表現している“作ってない感”がやっぱり大きな魅力だなと気づいたので、私たちもこれからいろいろ経験してそうしたスキルを磨いていきたいです。
ーーカバーという挑戦を経て、改めてiScreamらしさを見つけることはできましたか?
RUI:この曲を通じて、頭で考えるのではなく、体全体を通してパッションで音を奏でることへの意識を学びました。ありのまま全身全霊で注ぎ込んだので、達成感のある作品になりましたし、「等身大で歌うこと」を自分たちの強みの1つとしてやってきましたが、「その時の私たちの100%を出せる」のが私たちの新たな強みになったと思います。
2022年は全国のファンに歌とダンスを届けられる年に!
ーー前作の「himawari」では、レコーディング日にマネージャーさんからヒマワリの花が手渡されたというお話がありました。今回のレコーディングでは何か工夫された部分はありますか?RUI:今回もそれぞれでレコーディングをしたのですが、ディレクターさんが「部屋を暗くしてみよう」と言ってくださったんです。いつもよりライティングを落とすことで、気分の盛り上がりを作るイメージで。でも、それぞれ最適な暗さが違うということが面白かったです(笑)。
HINATA:YUNAが一番暗いよね。逆に私が一番明るくて、RUIちゃんが真ん中くらい。私はYUNAのあとにレコーディングしたので、ライトをつけたとき「暗っ!」ってびっくりしました(笑)。
YUNA:ボーカルレッスンのときも結構暗くしがちなんですよね。ブースを舞台だと思って歌うと、体全体で感じられるというか。特に今回はグルーヴ感が大事な曲だったので、走り回ったり踊りながらレコーディングしてました。
RUI:走り回ってたの?(笑)
YUNA:うん!
HINATA:いつも動いてるイメージはあったけど、気合いが入ってたんだね(笑)。
ーーレコーディングでの他のメンバーの印象はどうでしたか。
YUNA:レコーディングされた声をみんなで聴いて「もうちょっとこうしたほうがいいと思う」みたいなことをメンバー間で言い合うことはありました。
RUI:「ひーちゃん(HINATA)、ここいいじゃん!」とか盛り上がったりね(笑)。
ーーそれはお互いの成長も実感できるレコーディングでしたね。
RUI:本当に楽しかったです。
HINATA:達成感でいっぱいでしたね。
ーーお互いの歌声を聴いて、今度はこういう楽曲にも挑戦したいという想いは出てきましたか?
HINATA:TikTokで洋楽のアカペラをよく披露しているんですけど、私はやっぱりYUNAにマライア・キャリーさんの楽曲をカバーしてもらいたいなって思っています。
YUNA:嬉しい! 高音が得意なので、マライア・キャリーさんとかアリアナ・グランデさんの曲を歌っていきたいっていうのはありますね。私はRUIに、サビでパンって弾ける楽曲をもっと歌ってみてほしいなと思います。自分では落ち着いた表現が得意だと言ってるんですけど、私はすごく華のある歌声だと思っているので。HINATAはTikTokでハモリをしていて気づいたんですけど、低い声が一番通るというか、透き通っているのに太い声もかっこよく出せるので、そこをもっと聴きたいですね。
ーーTikTokも楽しみにしていますが、ライブで皆さんの生歌を早く聴きたいという気持ちが高まります。
RUI:そうですね。私たちは有観客ライブができていないので、皆さんの前で早く私たちの歌とダンスを届けたい気持ちでいっぱいです。まずは、この「つつみ込むように…」を通じてたくさんの人に私たちのことを知っていただき、2022年は全国の皆さんに会いに行ける年になったらいいなと思います。
サイン入りチェキプレゼント
iScream サイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
応募方法
リアルサウンド公式Twitterと公式Instagramをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。※チェキはランダムでの発送となりますので、メンバーの指定は受け付けておりません。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
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<締切:2022年2月7日(月)>
■リリース情報
iScream「つつみ込むように…」
2022年1月14日(金)リリース
レーベル :LDH Records
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■関連リンク
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