INI、BE:FIRST、The Birthday、WANDS、HAN-KUN………11月3日リリースより新譜5作をレビュー

 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は11月3日リリースのINI『A』、BE:FIRST『Gifted.』、The Birthday『CORE 4』、WANDS『YURA YURA』、HAN-KUN『Musical Ambassador II 〜Juke Box Man〜』の5作品をピックアップした。(編集部)

 JO1を輩出したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』のSEASON2から誕生した11人組ボーイズグループのデビューシングル。タイトルには“最高”の“始まり”という意味が込められ、新たな世界へと飛び立つ彼らの決意をうかがわせる。全4曲のうち、「Rocketeer」でラップを主体に個性と躍動感を爆発させたかと思えば、続く「Brighter」では美しいメロディラインに沿うような表情豊かで卓越したボーカルスキルを発揮。さらに、湧き上がる情熱をそのまま表現した「Cardio」、恋に落ちた瞬間の甘く切ない気持ちを歌う「KILLING PART」と、1曲ごとに静と動が入れ替わるような多面的な魅力を惜しげもなく披露する。実力派のボーイズグループが群雄割拠する時代に一石を投じる存在になるか、本作はその試金石となるだろう。(渡部)

INI|’Rocketeer’ Official MV
INI|’Brighter’ Official MV

 プレデビュー曲「Shining One」のMVが2000万回再生を突破したBE:FIRSTが、満を持してメジャーデビューを果たす。タイトル曲の「Gifted.」は、結成のきっかけとなったオーディション番組『THE FIRST』のテーマ曲「To The First」を生んだSKY-HIとRyosuke “Dr.R” Sakaiが手がけた楽曲。ドラムマーチから始まるイントロを経て、余計なものをそぎ落としたほぼビートのみのトラックでそれぞれの歌唱を際立たせつつ、ドラマチックなサビで自らが“Gifted.”(天賦の才能があるの意)であると、堂々と宣言してみせる。終始、抑えた曲調の中にも、静かに燃える情熱を表現したパフォーマンスは圧巻。デビュー曲のイメージとはかけ離れた挑戦的な楽曲であるがゆえ、グループの個性が輝きを放つ。本作は紛れもなく、BE:FIRSTからの宣戦布告だ。(渡部)

BE:FIRST / Gifted. -Music Video-

 ブルース、ガレージからハードコアパンクまでを網羅した多彩なバンドサウンドとともに、コロナ禍の現状を超え、未来への光を鮮やかに描き出した11thアルバム『サンバースト』から約3か月。The Birthdayから早くも新作EPが届けられた。収録された4曲は、詩情に溢れたミディアム〜スロウな楽曲が中心。なんでもない朝の情景を通し、当たり前の日常の素晴らしさを描いた「ある朝」、郷愁を誘うメロディと繊細なアンサンブルが共鳴する「ブラックバードカタルシス」など、チバユウスケ(Vo/Gt)の優れたソングライティングと表現豊かなボーカリゼーションをじっくりと味わうことができる。まるでロードムービーの劇伴のような、映像喚起力をたたえたバンドサウンドも絶品だ。(森)

The Birthday – CD DIGEST from CORE 4 (2021.11.03 on sale)



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