BE:FIRST SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI……リスペクトから生まれるSKY-HIとの良好な関係性

 デビュー日が約1週間後に迫ったBE:FIRST。ここ数週間はより活動を活発化させており、10月23日にはプロデューサーであるSKY-HIとともに『マツコ会議』(日本テレビ系)に登場し、知名度をさらに高めていた。そんな中、TwitterでSKY-HIのニューアルバム『八面六臂』へメンバー1人ずつレコメンドコメントを寄せたり、オーディションを振り返る『あの日のTHE FIRST』(Hulu)が配信されたりもしている。それらの活動からは彼らのアーティストとしての在り方や、SKY-HIへのリスペクトが見えてくる。今回はすでにレコメンドコメントを寄せているSOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEIに注目をしてみたい。

 まずは、『八面六臂』を絶賛していたSOTA。「歴代で考えても神アルバム」というコメントからも、SKY-HIの音楽を聴き続けてきた人物であることがわかる。そんなSOTAのアーティストとしての在り方をひと言で言うならば、「威風堂々」だ。『あの日のTHE FIRST』の中で過去の経験から感情が落ち込むことはそうそうないと話している通り、実際ステージ上では常に自信溢れる様子を見せてくれている。しかも、常に前向きだ。オーディション中、悩んだこともあったはずだが「(3次審査は)苦労よりも楽しかった」と言うほどのポジティブな姿勢を見せている。一見するとクールに見えるSOTAだが、内に秘めた情熱が彼のアーティシズムを作り上げているのだろう。

 歌って踊るアーティストを目指すきっかけはAAAだったというSHUNTOは、メンバーのSKY-HIへ相当なリスペクトがあるはずだ。故に萎縮してしまうかと思いきや、レコメンドコメントで自分もフィーチャリングしたいと素直に言っており、SKY-HIと良い関係性が築けていることがわかる。そして、憧れの人に向かってそう言えるSHUNTOの性格が、パフォーマンスの個性にも繋がっているように思う。人見知りの一面があるSHUNTOだが、ステージに立つと自由でいたずらっぽい雰囲気を出すことができる生粋のアーティスト気質。そこには余裕も感じられ、心から音楽を楽しんでいる笑顔を見せたり、良い意味で力が抜けている表情を見せたりしており、それらが個性へと繋がっている。だがその裏には真面目にコツコツ積み重ねてきた努力がある。努力の跡を見せず、いつもの自分とはひと味違うパフォーマンスをする。そんなSHUNTOは表現者と呼ぶにふさわしい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる