草なぎ剛、海原やすよ ともこと同世代トークで急接近 名物番組の予感する『うさぎvsかめ』初回を観て
草なぎ剛が出演する新番組『草彅やすとものうさぎvsかめ』(読売テレビ)が、10月3日よりスタートした。残念ながら現在オンエアは関西圏のみではあるものの、TVerでも配信中といううれしい情報を聞きつけさっそく視聴してみることに。すると、これは草なぎらしさ全開の名物番組となりそうな予感がするではないか。
番組のメインテーマは、童話の『うさぎとかめ』の現代版対決を検証するというもの。その道のプロにみっちり1時間教わる要領のいい“うさぎタイプ”と、真偽の定かではないネット情報をもとに1週間コツコツと努力を重ねる“かめタイプ”とで、どちらがよりスキルアップすることができるのかを勝負していく。
とはいえ、内容そのものはちょっと生活を豊かにするポイントを習得するもので、1週間の疲れを癒やし、ほのぼのとした時間を過ごしたい土曜日の昼にピッタリの番組だ。そんな対決を微笑ましく見守るのが、草なぎと漫才コンビの海原やすよ ともこ。“やすとも”の愛称で、関西では知らない人はいないというほどの認知度を誇る2人だが、東京在住「港区の男」を自称する草なぎにとっては、これまでなかなか接点のない存在だった。
しかも番組収録前の挨拶もスタッフに止められ、収録本番が「はじめまして」となった3人。そもそも共演者やスタッフの名前を覚えられない草なぎは、さっそく「ともよさん?」とナチュラルに間違え、「えっと、2人混ざってます! やすよとともこです!」とツッコまれてしまう。
キレのいいツッコミはさすが関西といったところ。そんな東京ではなかなか味わえない、やすともとのやりとりに草なぎも「ツッコんでもらえたら新鮮だな」と、遠慮なくバシバシと来てほしいとお願い。3人の距離感がだんだんと縮まっていく様子も、この番組の大きな見どころとなりそうだ。
海原ともこが1971年、草なぎが1974年、海原やすよが1975年と、ほぼ同世代生まれという共通点を持つ3人。直接の共演はなかったものの、「およそ30年前にテレビ局の廊下ですれ違ったかも?」とお互い長く活躍していることから、ニアミスはあったようだ。
また、レトロな黒電話の登場に話が弾むのも同世代ならでは。「今あるんだ。ちっちゃいころコレでした!」と思わず声を上げる草なぎに「これ早くかけたいとき、こう戻してませんでした?」とやすともがたたみかけ、草なぎも思わず指さしてニヤリ。そんな同世代あるあるトークを今後も期待できるのではないだろうか。
さらに、初回の対決はパラパラ炒飯だったことから、草なぎがやすともに手料理を振る舞う展開も。草なぎは「じゃあ、さっきの感じのいいとこ取りやろうか」と、うさぎが1時間かけて習得したプロの技も、かめが1週間かけて検証したネット情報も、どちらも取り入れていく要領の良さを披露。卵とバーニャカウダソースを入れたごはんを「お二人においしいものを食べさせてあげたい!」と15分もかけて混ぜていく仕事の丁寧さが光った。