HiHi Jets 作間龍斗、美 少年 浮所飛貴、Lil かんさい 大西風雅、羽村仁成……演技に期待したい次世代ジャニーズメンバー

映画『ひらいて』(HiHi Jets・作間龍斗)

 4月期ドラマ『DIVE!!』(テレビ東京系)にて、同じくHiHi Jetsの井上瑞稀、高橋優斗とともにトリプル主演を果たした作間龍斗。昨年12月には、猪狩蒼弥とともにラジオドラマ『オートリバース』でも主演をつとめ、声だけの芝居にも挑戦している。なお本作はファンのみならずリスナーからも好評を博し、2021年4月にはディレクターズカット版が配信されたほどだ。

 今回作間が出演するのは、高校生の三角関係を描いた、綿矢りさ原作の恋愛小説を映画化した『ひらいて』。主人公・愛(山田杏奈)は、たとえ(作間)に密かに想いを寄せていたが、あるとき“たとえ”に恋人がいることを知り、秘めていた気持ちを抑えられなくなるーーというストーリーだ。

 まず驚くのは、ティザービジュアルで見せる作間の表情。大人びた憂いを漂わせながら、同時に少年らしい透明感も感じられる。“たとえ”はどんな人なのだろうか、何を思っているのだろうかと、興味を抱かずにはいられないカットだ。

 作間自身、どちらかといえばポーカーフェイスで、どこかミステリアスだが、ひとたびスイッチが入るとガラリと表情が変わる。パフォーマンスにおいても、バラエティにおいても、秘めた爆発力を持つ存在だ。「知りたい」と思わせる不思議な“読めなさ”は作間の強み。たとえ役には、作間が持つ独特の魅力が重なるようにも思う。ジャニーズJr.のなかでも異彩な存在感を放つ作間龍斗が、間もなく銀幕デビューを果たす。

『二月の勝者-絶対合格の教室-』(羽村仁成)

 高瀬志帆原作による人気漫画『二月の勝者-絶対合格の教室-』を、柳楽優弥主演でドラマ化。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、およそ1年越しの放送が実現した本作は、“最強で最悪な”スーパー講師・黒木(柳楽)が、成績不振の中学受験塾「桜花ゼミナール」の立て直しをはかるストーリーだ。

 作品の要ともいえる生徒役は、プロデュースチームが1年以上の時間をかけて選出。300人以上が参加したというリモートオーディションを経て、羽村は「Ωクラス」の成績トップ・島津順役を射止めた。

 子役を経て現在、ジャニーズJr.として活躍している羽村は、1月期のドラマ『俺の家の話』(TBS系)にて、主人公・寿一(長瀬智也)の心優しい息子・秀生を好演。能との出会いを通し強くなっていく一方で、祖父・寿三郎(西田敏行)に「死んじゃ嫌だ」とすがるシーンでは視聴者の涙を誘った。また、7月期ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)第5話では、成瀬(田中圭)の過去にまつわる重要な役どころを演じている。

 視聴者の目をひくピュアな芝居と存在感で、印象を残してきた羽村。若きベテランは今作でもお茶の間の話題となりそうだ。

 夏に引き続き、演技フィールドでのジャニーズJr.の活躍に期待したい。

(※1)https://realsound.jp/movie/2021/08/post-843826.html

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