Snow Man、9人揃うからこそ発揮される唯一無二のチームワーク 長年の活動から生まれる以心伝心

 さらに、大人数グループでは「◯◯と△△は相性が良い」という自体が起こりがちだ。もちろん、Snow Manの中にも人気コンビは存在するが、彼らの場合どんな組み合わせでも変わらず盛り上がりを見せてくれる。例えば、YouTube動画「『HELLO HELLO...挨拶人狼!?』僕たち芝居上手!!」では阿部のMCのもと、「宮舘、向井、ラウール、渡辺」チーム、「目黒、佐久間、深澤、岩本」チームの2組に分かれてゲームを開始。チーム内でそれぞれまんべんなく声を掛け合ったり、ツッコミを入れたり、いじったり……。分け隔てなく仲がいいからこそ、誰と組んでも何を言えば盛り上がるかがわかっている印象だ。さらに、ラウールがまとめ役になっていたり、佐久間と向井が演技派だったりなど、意外な姿を見せているのもSnow Manの魅力をより伝えることに一役買っているのではないだろうか。

Snow Man「HELLO HELLO...挨拶人狼!?」僕たち芝居上手!!

 そして、時折見える「Snow Manのトークの型」のようなものもチームワークが伝わってくる瞬間だ。例えば、8月1日放送の『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)のロゴクイズ「絶対に1度は見たことあるソレ!Snow Manに答えさせて下さい」でのこと。オープニング時、ゲストと天の声・ゆさぴょんに全力で反応するのはもはやお決まり。だがその後も、最後の一人に不正解者を取っておいて全員でツッコむというのも番組でよく見るSnow Manの姿だ。また、最後の罰ゲームでも「型」が見えた。毎回かなりの無茶振りかつキツい罰ゲームにチャレンジしているが、誰か一人が罰ゲームをやると必ず全員が盛り上げている。この回も、ペットボトルを使ってお題に沿った動きをするという精神的にキツい罰ゲームだったが、都度メンバーが笑ったり、ツッコミを入れていたため、大盛り上がりであった。

 こうしたチームワークが見られるのには、メンバー9人全員の相性がいいこと、お互い信頼しあっていること、そしてこれまで一緒に活動してきたからこその以心伝心ぶりなど、様々な理由があるだろう。さらに、最年長の深澤と最年少のラウールが11歳差など、メンバーの年齢が散らばっているのもプラスに働いているように感じる。だからこそ兄弟のようなチームワークが発揮できているのではないだろうか。YouTubeや冠番組などで、ぜひ彼らのチームワークのよさをチェックしてみてほしい。そしてその後にMVやダンスプラクティス動画を見ると、一糸乱れぬパフォーマンスの理由が理解できるはずだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる