乃木坂46 遠藤さくら、松村沙友理、早川聖来……27thシングルフォーメーションが映し出すグループの強さ

 乃木坂46が6月9日にリリースする27thシングルの選抜メンバーが、4月18日放送『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて発表された。

B.L.T.2021年 3月号【表紙:乃木坂46】

 今回のシングルフォーメーションは、フロント5人の十二福神、20人選抜。期生別に見ていくと1期生が7人、2期生が1人、3期生が6人、4期生が6人と3期生と4期生が6割を占めている。25thシングルは22人中8人の約4割、26thシングルは19人中11人の約6割(57%)となり、27thシングルはこれまでで最も人数、比率ともに3期生以降のメンバーが中心となったフォーメーションと言える。

 そのセンターを務めるのが4期生の遠藤さくら。24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』以来、1年9カ月ぶり2度目のセンター。複数回のセンターを務めたのは生駒里奈、白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥に続く5人目。1期生以外では初のメンバーとなる。4月21日放送の『レコメン!』(文化放送)に生出演した遠藤は緊張や不安な気持ちを吐露しながらも「グループのためにならないので、今回の期間はそういう気持ちを少しでもなくして、グループのためになれるように覚悟を持って頑張ろうと思っています」と宣言している。

 遠藤の魅力は乃木坂46の「清楚」といったパブリックイメージを体現したような純朴さ。『乃木坂工事中』での企画「バラエティ養成講座」で上手くコメント出来なかった悔しさから流した純度100%の美しい涙は、いまだ何色にも染まっていない遠藤の人柄、責任感の強さを示しつつも、心を鬼にして言ってしまえばその打たれ弱さをあらわにしていた。今、遠藤に必要なのは「変わらずに変わる」ということ。今後、乃木坂46という大きな看板を背負って立つ存在になるため、遠藤が公私ともに心を預けることのできる齋藤飛鳥、前作でセンターを務めグループを代表する顔へと飛躍した山下美月が両隣で彼女をサポートしていく。

 賀喜遥香も自身のブログで触れているように、ここ最近の乃木坂46は毎シングルに卒業を発表したメンバーが参加するといった体制が続いている。既報の通りに、27thシングルの活動をもってグループを卒業する松村沙友理は、2列目遠藤の真後ろとなる裏センター。生駒里奈や若月佑美、堀未央奈に用意されてきた特別な意味を持つポジションだ。言ってしまえば、堀や松村をセンターに据え、卒業シングルとして打ち出すこともできたはずだが、今の乃木坂46は山下、遠藤といった3期生、4期生を新たなグループの顔として世間に浸透させることを重視している。その選択から感じるのは10年目以降の乃木坂46の地盤をしっかりと築こうとする気概。と同時に堀、松村クラスでも卒業シングルを切らない選択ができる、今の乃木坂46の層の厚みも示している。

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