iKONのファッショニスタ DK、ムードメーカー JU-NE、マンネ CHAN…マイペースな年下メンバーたち

 iKONの歩みは、いつだってドラマチックだ。始まりは、BIGBANGが所属するYGエンターテインメントが主催したサバイバル番組。デビューを賭けた戦いで、惜しくも敗北チームとなってしまう。リベンジとなった番組でも、新たなメンバーを投入してグループ内でのサバイバル……。

iKON『i DECIDE -KR EDITION-』

 そうして2015年に、やっと掴んだ本国デビュー。これまでの汗と悔し涙を昇華させる形で彼らは輝き、音楽番組の各新人賞を受賞。2016年には日本デビューも果たし、第58回日本レコード大賞最優秀新人賞、日本ゴールドディスク大賞ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーなどにも輝いた。

 このまま突き進むと思われたが、昨年リーダーだったB.Iの脱退が発表された。「LOVE SCENARIO」をはじめとした、数々のヒットソングを中心となって生み出していたのもB.I。寂しさと悲しみが広がる一方で、これまで乗り越えてきたものが、iKONへの信頼につながっているようにも感じた。きっと彼らならば、振り返ってまた笑顔になるドラマを見せてくれるに違いない。不屈の精神の“アイコン“となってほしい、と。

iKON – ‘사랑을 했다(LOVE SCENARIO)’ M/V

 そんな彼らにエールを込めて、改めてiKONの魅力を紐解く第2弾。今回は、マイペースな年下メンバー、DK、JU-NE、CHANにスポットライトを当てる。

ストイックなファッショニスタ、DK

 iKONにおいて“魅せる“に特化しているのは、ボーカル&メインダンサーのDKだ。ステージでは透明感のある歌声と軽やかなダンスで魅了する。iKONの振り付けを担当している実力者。DKのパフォーマンスは、常に膝を曲げたようなスタイルで重心が低め。彼の踊る姿にどこか安心感を持つのは、素早い振りも体の芯から揺れることがなく、安定した動きを実現しているから。加えてピアノ、ギター、ドラムなど楽器を得意としていることも、リズム感の良さに通じている。

 また、空港やInstagramなどで披露する私服姿もハイセンスなコーディネートで、ファンを喜ばせている。セクシーだったり、クールだったり……ファッションや髪型でガラリとイメージが変わるのが楽しい。かつて日本で行なわれたファンミーティングでは、キャンディーをなめながら登場して「キャンディーちゃん」というスイートなニックネームがついたこともあった。そんなスター性を秘めたDKを、各芸能プロダクションが見逃すはずもなく、YGエンターテインメント以外にも大手事務所から期待をかけられていたと言われている。

 さらに、学生時代には学級委員や生徒会長を務めていた話が聞こえてくるなど、根っから真面目な性格のDK。覚悟を決めたらとことん取り組むストイックさが垣間見える。少し体重管理が必要だと感じたときには、1日1キロ減というハイペースなダイエットに取り組んだことも。そんな一直線なDKを「うな重大盛り食べてた子が!」(JAY)、「今が一番いい!」(SONG)とメンバーが緩める風景も、iKONのバランスの良さだ。

ハスキーボイスのムードメーカー、JU-NE

 最年長JAYと共にメインボーカルを務めているJU-NE。JAYの甘くセクシーな声色に対して、JU-NEはハスキーでパワフルさが対照的。まるでミルクとコーヒーのように、正反対でありながらも抜群の相性の良さを醸し出す。iKONの楽曲に中毒性があるのは、メインボーカル2人の歌声のバランスの良さにある。

 JU-NEは小さいころからマイケル・ジャクソンに憧れ、最初は歌うことよりもダンスに夢中だったという。“13歳のマイケル・ジャクソン“としてバラエティ番組『スターキング』に出演したことも。トーク番組で振り返り、当時踊った振り付けを9年ぶりに披露。なめらかなムーンウォークも華麗にキメていた。つま先に体重を乗せた軽やかなステップなど、iKONとしてハードなダンスパフォーマンスを披露しながらも、抜群の歌唱力を披露することができるのも納得の経歴だ。

 端正なビジュアル、低音のいい声、確かなダンススキル……とくれば、通常ならクールな性格なのがお決まりのパターン。だが、JU-NEはひょうきんでおしゃべり好きなキャラクターなのが面白い。JAYがトイレに入っているときにも話しかけ続けるなど、年上メンバーにも遠慮なく絡んでいくため、ときには「うるさい!」と苦笑いされてしまうほど。

 だが、そんなJU-NEのようなムードメーカーがいればこそ、個性豊かなメンバーの仲が深まるというもの。日本で迎えたBOBBYの誕生日に、お酒を飲んだ勢いでメンバーがぎゅうぎゅうに浴槽の中へ入り、その様子をJU-NEとSONGがスマホで撮影していたとバラエティ番組で語られた。高いステージパフォーマンスと、その舞台裏で繰り広げられる少年たちのような屈託のないやり取り。そのギャップの大きさもiKONならではの魅力だ。

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