BTS、iKON、MAMAMOO、TWICE……世代のメッセンジャーとして伝えるもの 楽曲の歌詞から読み解く

 BTSの最新アルバム『MAP OF THE SOUL:7』の楽曲の歌詞は、自分自身の内面と向き合った内容を多く含んでおり、その自己に向けた強いメッセージは多くのリスナーの心に響いただろう。彼らだけでなく、今のK-POPシーンで活躍するアーティストたちは歌を通して、同世代の代弁者としての役割も果たしている。世代のメッセンジャーとして今、私たちに何を伝えてくれているのだろうか。彼らの楽曲の歌詞から読み解いていこうと思う。

BTS『LOVE YOURSELF 結 `Answer’』

 まずは冒頭でも触れたBTS。彼らのアルバムの前シリーズ『LOVE YOURSELF』では、“起”から“結”までの4作を通して自分とその周りのことや、自分の思いについて語ってきた。シリーズの最後である『LOVE YOURSELF 結’Answer’』を締めくくる「Answer:Love Myself」。この曲で印象的なのは“きっと誰かを愛することよりももっと難しいのは自分を愛することだ、正直に認めるべきことは認めよう”“You’ve shown me I have reasons I should love myself(自分自身を愛すべき理由を君が教えてくれた)”、こんな歌詞たちだ。

「Answer:Love Myself」

 4つのアルバムを通して、自分を取り巻く様々なものと向き合ってきた彼らが出した結論は、”自分を愛することがいかに大切か”ということだった。これは彼らがリスナーたちから受け取ったメッセージであるとともに、全ての人に送りたいメッセージでもあるのだ。リスナーとアーティスト、そんな関係の私たちは、お互いがお互いの希望だ。

 一方、iKONの「I’M OK」は、彼らのリアルな感情がまっすぐに伝わってくるような曲だ。建前のない本音、自分が心のどこかで思ったことがあるような気持ちを代わりに言ってくれている気がする。

iKON – ‘I’M OK’ M/V

 “励ましにも耳をふさぐ”“オレは平気でもみんなが騒ぐ”“何にも知らないだろ わかったようなこと言うなよ”

 人々の前に出る存在だからこそ感じる辛さを、彼らは抱えざるを得ない。そして、メンバーの脱退という大きな悲しみを経験したiKONが心から感じたことでもあるのだろう。しかしその一方で、きっと同じような感情を抱いたことがある人も少なくないはずだ。その原因や立場は違ったとしても、この曲の歌詞と同じような感情を抱き苦しんだが外に吐き出せなかった人も多くいるだろう。そんな人の代わりに彼らは世界に訴えかけてくれる。彼らが抱える苦しさを共有してくれることは、一見明るく輝いている人たちにも自分と同じように辛い部分はある、自分だけじゃない、と思えるきっかけにもなるだろう。

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