THE RAMPAGE、16人の個性がぶつかりエンタメシーンで暴れまわる彼らの魅力 メンバーの経歴や関係性から紐解く
9月30日、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)が待望のニューシングル『FEARS』をリリースする。ここ半年のTHE RAMPAGEは、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 "RMPG"』(2月27日東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ公演以降を中止)をはじめとするライブ活動を全面自粛。その一方で、シングル『INVISIBLE LOVE』(2020年4月)をリリースしたり、インスタライブ「STALI HOMIES」を配信したり、『LIVE×ONLINE「THE RAMPAGE」』(ABEMA)を開催したりと、精力的にオンラインでの活動を続けてきた。そして、プライベートが垣間見えるコンテンツが増えたことで、メンバー1人1人の個性の強さやメンバー同士の関係性が際立つ結果に。リアルサウンドでも、メンバーの経歴やキャラクター、グループ内での役割分担について考察を続けてきた。
まず、デビュー当時からグループの代表としてメディアに登場し、THE RAMPAGEの存在を広めてきたのが、リーダーのLIKIYA、陣、ボーカルの川村壱馬、吉野北人、RIKU。川村が「父と母みたいです。陣さんはそのときそのときにアドバイスをくださって、LIKIYAさんが最後にバシッと決めてくれることが多いですね」(引用:週刊女性PRIME)と語るように、THE RAMPAGEは2人のリーダーが協力してグループを統率しており、多数の番組MCを務める陣がトークリーダー、ヒップホップに造詣の深いLIKIYAがダンスリーダーのような役割を担っている。16人の中で先陣を切ってフォトエッセイ『SINCERE』を出版したボーカル川村は、“THE RAMPAGEの顔”として、まっすぐに自分の夢やファンと向き合う誠実な人柄が魅力。自身が初主演した映画『私がモテてどうすんだ』が公開中の吉野は、ほんわかとしたキャラクターでお茶の間でも人気急上昇中だが、ブレずにマイペースを貫いている。2人よりも少し年上のRIKUは、相棒達の活躍を応援しながらも、パフォーマーさながらのダンスやピアノの弾き語りといった自分なりのアプローチでグループを支える、人懐っこい兄貴分。ボーカルスタイルだけでなく、立ち振る舞いもさまざまな3人が、メンバーの想いを代弁するように熱い歌を届けている。
1990年生まれのLIKIYAから1998年生まれの後藤拓磨まで、幅広い年齢層のメンバーが所属するTHE RAMPAGEにおいて、中間管理職的な立ち位置にいるメンバーといえば、山本彰吾(1995年生まれ)、岩谷翔吾(1997年生まれ)、武知海青(1998年生まれ)だろうか。“やましょー”こと山本は、ストリートダンサー時代の経験と頭の回転の速さを活かし、LIKIYAの補佐役として楽曲の振付やライブの構成を手掛ける実力派。Jr.EXILEの先駆者として、そのパッションを次世代に受け継ぎ、グループ内でもちょうど真ん中くらいの年齢である岩谷は「僕はメンバーそれぞれの意見を汲み取って、バランスの取れた意見を提案する役割かな」(引用:THE RAMPAGE、16人全員集合インタビュー バラードでの新たな挑戦とグループ内での個々の役割を語る)と語る。甘え上手な性格と、“先生”と呼ばれるほど頭脳派な一面を併せ持つ武知もまた、先輩メンバーとキャラの濃い最年少チームを繋ぐ架け橋となっている。“中間管理職”がリーダー達をサポートする一方で、最年少の後藤がリーダーのLIKIYAに通ずるヒップホップ魂を体現していることも、グループが多彩な音楽ジャンルに挑戦してもなお、“ヒップホップで暴れ回るTHE RAMPAGE”で在り続ける理由と言えるだろう。