mona、リアルワンマンライブで届けたモナカへの愛 完璧な“monaの姿”を届けた表現者・夏川椎菜の力量
monaのキャラクターボイスを務める夏川椎菜による初のリアルワンマンライブ『LAWSON presents HoneyWorks 10th Anniversary 夏川椎菜 as mona ワンマンライブ#超絶あざといファンサしちゃうぞ♡』が12月14日、立川ステージガーデンにて開催された。HoneyWorksが手掛ける楽曲を元にしたプロジェクト『告白実行委員会 〜アイドルシリーズ〜』に登場する、女性アイドル・monaは、これまでイベントなどには出演してきたものの、ワンマンライブはこれが初めて。今年8月には待望の2ndアルバム『超絶あざといお前らの姫』をリリースしたばかりとあって、今回のライブでは同作からの楽曲はもちろんのこと、長きにわたり愛され続けている2021年の1stアルバム『#名前だけでも覚えてって下さい』からの名曲披露などが期待されていた。
昼・夜の2公演が行われた今回のライブのうち、本稿では昼公演の模様をお届けする。
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会場には男性ファンのみならず、monaグッズを身に付け、うちわやペンライトなどを手にした女性ファンも大勢見受けられ、改めてmonaの人気ぶりを実感させられる。定刻を過ぎた頃、会場が暗転するとステージ後方スクリーンにオープニング映像が流され、それと同時に客席からは大歓声が湧き起こる。SEに合わせてモナカ(=monaファンの呼称)がクラップを始めると、会場の熱気も急加速。
そして、ステージにmonaのシルエットが浮かび上がると、ライブは名曲「私、アイドル宣言」から勢いよくスタートし、「いっくよーっ、モナカーっ!」の第一声とともに観客の熱量はさらに高まっていく。今ライブのキービジュアルと同じパステルカラーの衣装を身に纏ったmonaは、曲に合わせた振り付けを見せながら可愛らしい歌声を響かせ、会場は早くも最高潮のような盛り上がりを見せた。
以降も生バンドの演奏を背に、monaは「おまえも♡」「No.1」「17歳」と2枚のアルバムからの人気曲を連発。曲中のコール&レスポンスはもちろんのこと、モナカによる「オレモーッ!」などの合いの手もばっちり決まり、ライブに華を添えていく。また、曲間のMCではmonaが「モナカー! 会いたかったよーっ! 楽しいでしょ?」を観客とやり取りする場面も。
さらに、恒例となった自己紹介ではmonaの「私がだって私は……」に続いてモナカが「You are my angel!」と返すくだりもしっかり再現され、客席は歓喜に沸く。そして、ロック色の強い「motto☆いちごオレ」やドラマチックな「誇り高きアイドル」に加え、昼公演のみの披露となった「私、C君が好き」が続き、ライブ前半はクライマックスを迎えた。
monaが一度ステージを離れると、各メンバーのソロパートをフィーチャーしたバンドインストが披露され「不屈のアイドル」でライブが再開すると、ステージには同曲のMVで着用していた白基調の衣装に着替えたmonaが再登場。エモーショナルなボーカルで観る者を魅了すると、続く「ホイップクリームの賞味期限」ではクールさとキュートさが混在するパフォーマンスでモナカの熱気を急上昇させる。さらに、アッパーチューン「ざけんな」ではバンドメンバーもステージ前方に飛び出し、客席を大いに盛り上げた。
MCからの流れでmonaが独白するように思いを伝える「アイドルでよかった。」、昼公演のみの披露となった幸福感いっぱいの「生きてるってマジ優勝!」と緩急に富んだ選曲でモナカを夢中にさせると、アイドルとしての決意を込めた「ビュティホ」で真の最高潮に達し、ライブ本編は幕を下ろした。