THE RAMPAGE 陣とRIKUは“良きライバル”として切磋琢磨し続ける 2人の共通点は“サービス精神”にあり?

THE RAMPAGE陣とRIKUの共通点

 EXILE TRIBEの中でも一際異彩を放ち、個性豊かな16人で構成されるダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。デビュー当時は“大人数で暴れ回るグループ”というイメージから、近寄りがたく感じていた人もいるかと思うが、近年は俳優として活動するメンバーや番組MCを担うメンバーが増え、“親しみやすい個性派グループ”として活躍している。そんな中、今年4月と5月には8日間連続のインスタライブ『STALI HOMIES』を配信し、メンバー一人ひとりの素顔が見えるテーマトークや、配信を担当したペアによるオリジナリティ溢れる企画でリスナーのステイホーム期間に元気を与えてくれた彼ら。本稿では、熱い兄弟愛を見せつける“かずまこ”コンビ(川村壱馬・長谷川慎)、おっとりとした雰囲気で癒しを振りまく“ほくいつ”コンビ(吉野北人・藤原樹)に続いて、THE RAMPAGEのおしゃべり担当“陣陸”コンビ(陣・RIKU)について紹介していく。

RIKU

 “陣陸”とは、1994年4月28日生まれのリーダー兼パフォーマー・陣と、1994年8月10日生まれのボーカル・RIKUによる同い年コンビのことだ。大阪出身で関西弁がチャームポイントの陣は、小学校高学年の時にEXILEと岡村隆史によるオカザイルを観た(引用:ウォーカープラス)ことがきっかけでEXPG STUDIO OSAKAに入り、ダンス一筋でここまで駆け上がってきた。一方、かつてはサッカー少年だったという埼玉県出身のRIKUは、高校2年生の時にEXPG STUDIO TOKYOの特待生オーディションを受けたことで、アーティストという夢に向かって大きな一歩を踏みだした。それほどまでに、2人のキャリアには大きな差がある。しかし、“かずまこ”(川村壱馬・長谷川慎)が『武者修行2016“Get Ready to RAMPAGE”』のチームメイト(ROUTE C)、“ほくいつ”(吉野北人・藤原樹)がROUTE Aのチームメイトだったように、“陣陸”はROUTE Bとしてともに全国を廻った同志。正式メンバーの座を懸けて行われた一度目の武者修行とは違い、THE RAMPAGE結成後に行われたこの武者修行では、各チームの団結力や少人数ならではの新たな課題も浮き彫りとなった。とくにボーカルにとっては、改めて1人のシンガーとしての実力を試される場であり、RIKUからすると、グループ結成以来リーダーとしてメンバー達を引っ張ってきた陣の言動は心の支えになったようだ。当時の彼らに密着した『週刊EXLE』(TBS系)の映像を見ても、自信満々でステージに立つ時も、ふと立ち止まって反省する時も、RIKUの傍には陣の姿があり、RIKU自身も当時を振り返り「(陣くんは)常にアドバイスをくれましたし、常に先陣を切っていく姿を見て、同じ年ですけど、刺激を受けていました」(引用:モデルプレス)と語っている。

 2017年にシングル『Lightning』で待望のメジャーデビューを果たすと、陣と陸はリーダーのLIKIYAやボーカルの川村、吉野とともに、メンバーを代表して5人で雑誌などのインタビューを受けるようになっていった。リリースを重ねるにつれて、他のメンバーも少しずつインタビューに参加するようになったが、初めの頃は、話上手な2人が取材馴れしていないメンバーをフォローしながら会話を展開していた。メンバー一人ひとりの魅力を積極的に引き出し、発信しようとする陣と、もはやファンのような熱い視線でメンバーのことを見守っているRIKU。彼らの息の合った連携プレーはさまざまなところで発揮されており、今では音楽情報番組『ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!』(SPACE SHOWER TV)やラジオ番組『WEEKEND THE RAMPAGE』(bayfm)でも2人でMCを務めるほどに。最近では、インスタライブ『STALI HOMIES Vol.2』で吉野と藤原が「ほくいつkitchen」を配信した際にも、料理に集中している“ほくいつ”の代わりに陣が事務的な部分をカバー、RIKUが「2人の存在が尊い。」「ほくいつに食べられるチキン南蛮になりたい人生だった。」などと愛のあるコメントを連投し、マイペースな“ほくいつ”の配信をにぎやかに見守っていた。THE RAMPAGEの中では年上組ということもあり、面倒見のいいお兄さんという雰囲気が漂っている。

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