BTS『BANG BANG CON』などオンライン活動の充実 世界人気広げてきたK-POP、ライブ中止・延期でも強い理由

 現在、世界中でパンデミック化したCOVID-19(新型コロナウイルス)は、飛沫感染という特性上、近年ライブ興行での収入割合が増加してきた各国のエンターテインメント業界に深刻な影響を及ぼし始めている。韓国内では他国と比較すれば沈静化の傾向にはあるものの予断は許さない状況であり、通常観客を入れて行われる音楽番組収録やライブ放送も無観客で行われている。多くのアーティストにとって、新曲活動(プロモーション)期間中の大きな収入源のひとつである対面サイン会も、現在は中止されている。同時にグローバル化の著しいK-POPの大きな活動場所となっている日本を含む東アジア各国や、近年活躍の場を広げている欧米各国でのリアルでのツアーやパフォーマンスに関しては、年内の見通しも難しい現状だ。

『BTS WORLD TOUR ‘LOVE YOURSELF’ ~JAPAN EDITION~』(通常盤)

 今年の2月から秋口まで日本を含む40公演以上が予定されていたBTSのワールドツアー『BTS MAP OF THE SOUL』だが、4月のソウル公演は2月28日に公演中止がアナウンスされた。続くアメリカ公演も延期が発表され、6〜7月はヨーロッパ・日本ツアーが予定されているが、欧米各地ではすでに9月のコンサートやフェスが中止あるいは延期になっているケースもあり、今後の見通しは不明だ。やはり多くのファンにとって今のK-POPの醍醐味は、パフォーマンスにあると言っても過言ではない。特にコールも相乗効果となるライブでの盛り上がりは大きな魅力だが、「客席で大勢が大声を出す」という部分が現状では同時に大きなネックにもなっている。

 そのような状況下で、無料・有料問わず活発になってきたのがオンラインイベントやコンサートだ。イベント自粛期間にカムバックしたアイドル達は実際にファンと接触する機会がなくなった分、オンラインショーケースやリアルタイムでファンとコミュニケーションできるオンラインでの露出を積極的に行っている。前述のサイン会も、ファン一人一人とカカオトークの画面通話(フェイストーク)で通話しながら行うバーチャルサイン会として行われるようになった。一方、オンラインコンサートという特性を生かして海外のイベントに参加するK-POPアーティストも少なくない。ライブストリーミングサービス・Twitchが主催するCOVID-19のためのチャリティオンラインコンサート『Stream Aid 2020』にはMONSTA X、Stray Kidsや(G)I-DLEが参加。レディー・ガガが主催し、WHO・Global Citizenと連携して行うチャリティバーチャルコンサート『One World: Together At Home』にはSuperMの出演が決定している。4月18日(現地時間)に行われるこのコンサートは出演アーティストも豪華だが、MC陣もジミー・キンメル、ジミー・ファロン、スティーブン・コルベアなど人気司会者が揃っている。

 BTSはK-POPアーティストも多く出演したジェームス・コールデンがMCの『The Late Late Show with James Corden』新型コロナウイルスの予防・感染拡大防止を受けた特番『Homefest: James Corden’s Late Late Show Special』にビデオ電話で登場。「お家でフェス」のテーマのとおりリラックスしたルームウェアのような衣装で「Boy With Luv」をパフォーマンスした。

BTS Performs ‘Boy with Luv’ In Quarantine – #HomeFest



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