jealkbが語る、ライブに全力を注ぐ活動スタイル 結成14年目だからこそ生まれた新曲秘話も

jealkbが語る、ライブに全力を注ぐ活動スタイル 結成14年目だからこそ生まれた新曲秘話も

 jealkbが10月30日、ベストアルバム『THE BEST』をリリースした。本作は赤盤、黒盤と銘打たれた2枚のディスクのほとんどがシングルカットされていない曲で構成されており、新曲を含む全24曲で「とにかくライブで楽しめる楽曲を!」をコンセプトに掲げメンバーが選曲。jealkbがライブとファンへの想いを詰め込んだ結成14年目の覚悟が伝わってくる作品となっている。

 インタビューでは、収録曲に加え新曲「風花雪月」と「Sign」でそれぞれが感じたバンドの絆や、11月から来年1月にかけて開催するツーマンツアーへの想いも語ってくれた。(編集部)

ライブを観た上で音源を欲しいと言われたときの嬉しさ

haderu(Vo)

――結成14年目にして初のベストアルバムをリリースすることになったきっかけを教えてください。

haderu(Vo):ライブのときはいつも僕とhidekiで物販のところに立っているんですけど、「jealkbが好きになったからCDください」って言われたときにどこから薦めたらいいか迷うことがあったんですよね。今までのCDを全部買ってもらうわけにもいかないじゃないですか、お金もすごくかかるわけだから。なので僕らがライブでよく演奏する楽曲が詰まった名刺代わりのようなアルバムがあればなっていうことでベストを作ることに決めました。

hideki(Agitator):僕らのライブを観た上で音源を欲しいって言われたときの嬉しさったらないんですよ。だからできるだけいろんな曲が詰まったお得なアルバムを作りたかったんですよね。

――そういったきっかけだったから本作は「とにかくライブで楽しめる曲を!」というコンセプトになったわけですね。

ediee(Gt):はい。収録する曲もすぐ決まりましたね。そんなに難航せず。

haderu:シングル曲があんまり入ってないのがおもしろいところではあると思うんですよね。普通だったらシングル曲をずらっと並べたりするんだけど、そういうアルバムにはしたくなかったから。俗に言うベストアルバムとはちょっと違っているとは思いますね。

hideki:うん。選曲の基準としてはライブで盛り上がる曲であることと、今の自分たちとして録り直したいなって思う曲を優先したところがあって。で、最近の曲はけっこう納得のいく内容になってるから、それはリマスターして入れようかと。

――2枚組全36曲のうち、半分がリテイクされていますもんね。さらに7曲がリマスターされ、2曲がリミックスで収録されているという。ベスト盤とは言え、オリジナルアルバムと同じくらいの労力が注ぎ込まれている印象です。

elsa(Dr):うん。ほんとそのくらいのカロリーは使いましたね。

sapoto(Gt):リテイクに関しては、ここ10年で録音環境のテクノロジーがすごく進化したことが影響してる部分もありますね。今回のタイミングで過去の作品を全部聴き返してみたんですけど、音的に今聴くとちょっとしんどいなと感じるものがわりとあって。さらにライブで何度も演奏しているうちにアレンジやテンポがどんどん変わっていった曲もあるから、だったらこの際、録り直しちゃったほうがいいんじゃないかなと思って。

左からdunch(Ba)、hideki(Agitator)、haderu(Vo)

――バンドとしてのスキルも上がっているわけですしね。

hideki:そうそう。マンガなんかと一緒じゃないですかね。1巻の頃は絵があんまり上手くないけど、巻を重ねていくうちにどんどんいい変化をしていくっていう。

haderu:ライブで歌いこんでいくからね。自分に関して言えば歌唱力もそうだし、ニュアンスのつけ方なんかは上手くなってるなって思う。自分自身でも感じるから、聴いてくれる人はもっと感じてくれると思いますけど。

hideki:うるせぇな! それさっき別の取材で俺が言ったコメントだろ(笑)。

haderu:あははは。いやでも自画自賛できるくらい、ほんとに変わってると思いますよ。

――その変化は演奏面も同様ですよね。

sapoto:そうですね。そもそも録り方自体、今回は違うんですよ。『IDENTITY』(2017年リリースのメジャー6thアルバム)以降はベースとドラムだけ先に録って、そこにギターやシンセを重ねていく感じだったんです。でも今回はベース、ドラム、ギターを「せーの」で録って、その後にダビングものを重ねていくっていう、要はライブに近い録り方をしたんですよ。結果、レコーディングはいつもより全然早かったですね。

elsa:うん、早かった。1日6曲とか録ったから死にそうでしたけど(笑)。リテイクしたものに関しては、ほぼ別物に近いくらいの仕上がりになりましたね。パワーアップ感がハンパじゃないんで、元々の楽曲を知っている方はより楽しんでもらえるんじゃないかな。

dunch(Ba):バンドを結成した当初はみんなで「いっせーのせ」で音を出してたから、今回のレコーディングではその頃を思い出すこともできて。ちょっと懐かしかったです。ライブ同様に、みんなの気持ちを伝え合いながらリテイクできたのはすごく良かったなって思いますね。

――edieeさんはいかがでしたか?

ediee:今回はですね、いかにライブのようなグルーブ感を出せるかってところがけっこう大変でした。

haderu:いや、おまえは弁当しか頼んでねぇだろ。すぐ弁当に気持ちが行っちゃうから。

ediee:すいません、僕はお弁当を担当しております。お弁当も選ぶのがけっこう……。

haderu:お弁当の話はいらないから(笑)。

ediee:基本、レコーディングでのギターはsapotoが弾いてますからね。包み隠さず言いますけど。あ、でも「タルトタタン」は僕が作ったデモをそのまま使ってるので、僕が魂込めて弾いたギターが聴けます。パッと聴けばわかると思います。他の曲との違いが(笑)。

左からediee(Gt)、sapoto(Gt)、elsa(Dr)

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