貪欲さ、ワチャワチャ感、高いアイドル性……関西からトップを目指すなにわ男子の3つの魅力
ジャニーズグループの真骨頂、ワチャワチャ感
もはや「ワチャワチャ感」という言葉は死語のような気もするが、あえて使いたくなるほどなにわ男子のトークは賑やかで笑いに溢れている。ジャニーズJr.公式エンタメサイト『ISLAND TV』で配信されている動画をチェックしてみよう。例えば、2019年5月23日にアップされている「グッズTシャツ作り」の動画。簡単に言ってしまえば『ジャニーズ IsLAND Festival』のグッズTシャツのデザインを決めているだけなのだが、終始笑いに溢れている。誰かが発言すれば、他のメンバーが被せてボケる。それに対してツッコミが入る。そのスタイルが一貫しているのである。しかも関西ノリと関西弁を駆使する彼らは、とにかくテンポが良い。これこそ関西出身の強みだろう。メンバー同士楽しそうにワチャワチャしながらボケてツッコミを入れている彼らを見ると、ほっこりした気持ちになれるのだ。
パフォーマンス時の高いアイドル性
「関西出身」という部分にフォーカスが当たりがちななにわ男子。だが、パフォーマンス時のキラキラ感にももっと注目してもらいたい。2019年4月1日放送の『HEY!HEY!NEO』(フジテレビ系)に出演したときのこと。関ジャニ∞の「無責任ヒーロー」とオリジナル曲「ダイヤモンドスマイル」のパフォーマンスを披露したのだが、その中でも特に「ダイヤモンドスマイル」では彼らのキラキラ感が存分に味わえるパフォーマンスを見ることができた。ジャニーズらしいダンスとキラースマイルを披露しつつ、カメラアピールも忘れない。パフォーマンス後にはMCのダウンタウン、関ジャニ∞・大倉、横山とトークを繰り広げたが、その部分とのギャップも味わえる。笑いだけではない、彼らのアイドル性も味わってみてはいかがだろうか。
なにわ男子を例えるなら、「一粒で四度美味しいアイドル」ではないだろうか。面白さも、かっこよさも、可愛らしさも、ひたむきさも持ち合わせているグループだ。この先、テレビに出演していく機会も増えていくだろう。いつまでもそのピュアさとがむしゃらさを武器に、成長していってほしい。
(文=高橋梓)