V6、新シングルはグループの生き様を体現した作品に? 今夜『Mステ』と『バズリズム』で両曲披露

 今回もスタッフの粋な計らいによって、MVに使われなかった願いごともすべてアスキーアートというひとつの作品に(参考:オフィシャルサイト)。ファン同士が、お互いの願いを見て、温かい気持ちになったり、それが叶うようにと願うことができたりする、優しい世界が広がっている。こんなにも穏やかな空気が生まれるのは、きっとV6が持つ優しさが伝播しているからではないだろうか。

 雑誌『週刊ザテレビジョン』最新号のインタビューを見てみると、「ファンが願いを叶えてくれるなら何をお願いする?」という質問に「元気でいてよ」(井ノ原)、「ずっと好きでいて」(三宅)、「作品をこれからも見てください。ファンの人が好きそうな作品は、あまりやれてないかも知れないけど(笑)」(岡田准一)、「もう十分だよ。いつも笑顔で一日が終わってほしい」(坂本昌行)、「ずっとファンで居てくれたらうれしい」(長野博)、「願うなら、ずっとこの先も一緒に年を取っていけたら」(森田剛)と、改めてV6メンバー自身がいつもファンの幸せを願っていることに気付かされる。そして、V6という存在を通じて、その幸せを叶えたいと思っているのだ。

 そんなふうに、いつもありのままを受け入れる愛情が溢れている中でも、V6は決して甘んじることなくいつも新たな挑戦を続けている。それがV6作品の大きな魅力だ。今回「All For You」では、ファンにはすっかりおなじみになっているYOSHIEが振付を担当。まだ日本では馴染みの薄い、テンプテーションズステップが取り入れられ、キレキレのダンスをがむしゃらに踊るのとは違った、余裕を感じさせる美しさに挑んでいる。三宅は『三宅健のラヂオ』で「激むずダンス。よくぞ振り付けを覚えてくれてたと、よくぞ踊ってくれましたと、言わんばかりの楽曲になる予定です」と語っていたのを思い出し、今夜の『バズリズム02』に期待が高まる。

 ちなみに、楽曲を提供したAmPmにとっても本作は挑戦作だったようで「試行錯誤の中で、トラックメイキングを主に担当した、Chocoholicの強い気持ちや、一緒に制作をしたロサンゼルスにいるArnerや、Chiris達の優しい気持ちが、トラックの中に良い形で融合したものになったと思っています」とコメントしている。V6と共に成長していきたい、というモチベーションになるのも、彼ら自身が挑戦を続けているからこそだ。

 少年らしいピュアさと、大人の男性的余裕。安定した関係性の中に、冒険する楽しみを添えて……まるでV6というグループの生き様を体現したかのようなダブルA面シングルの2曲を、連続して堪能できる貴重な夜を、決して見逃さないでほしい。

(文=佐藤結衣)

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