YOSHIKI、天国のHIDE&TAIJIに活躍を誓う 「“世界”っていうお土産を持って行くからね」

 4月27日放送の『中居正広のキンスマスペシャル』(TBS系)では、YOSHIKIのアメリカ・ロサンゼルスでの生活に密着する企画がオンエア。同番組では、3月30日放送回でYOSHIKIを特集し、家族やX JAPANメンバーとの関係など、その壮絶な人生に迫った。

『「WE ARE X」オリジナル・サウンドトラック』

 今年、3月に金スマスタッフはYOSHIKIに会うため、アメリカ・ロサンゼルスを訪れた。待ち合わせ場所に指定されたのは、ハリウッド近くにあるYOSHIKIのレコーディングスタジオ。かつては、The Rolling Stonesも使用していたスタジオで、現在アルバム制作が行われている。その時、スタジオにプライベートで親交のある桃井かおりが登場。YOSHIKIと同じくロサンゼルス在住である桃井は、普段から食事をするなど親しくしているのだという。スタジオを訪れるのは初めての桃井は、設備を見学することに。通称“YOSHIKIピアノ”とも呼ばれる透明なピアノは、コンサートでもよく使用されるもので、20年以上愛用している「カワイクリスタルピアノ」。さらに、通常は88鍵のピアノに9鍵足された鍵盤が97鍵ある「ベーゼンドルファー model 290 Imperial」は、ゴールデングローブ賞のテーマ曲を弾くために用意された別名“ウィーンの宝”とも呼ばれるピアノ。さらに、YOSHIKIは世界に6台しかないシンセサイザー「SYNTHI 100」を桃井に紹介し、「たぶん見る人が見ると気絶するような物」と教えた。

 次の日、1日オフのYOSHIKIは、様々な友人に会う予定だという。まず訪れたのは、ハリウッドに大豪邸を構えるKISSのボーカル、ポール・スタンレー。KISSは、YOSHIKIがミュージシャンになることを志すきっかけとなったバンドであり、現在は同じミュージシャンとして親交が深い。離れにあるリハーサルスタジオでは、YOSHIKIが英語でおもむろに「ドラムは触ってもいい?」「KISSの曲ならほぼ全部叩けるよ」とスティックを握り、ポールがギターを演奏するKISS「Detroit Rock City」のセッションがスタート。セッションが終了すると、ポールが「“X-KISS”だな!」と互いのバンド名を掛け合わせた呼び名でセッションを楽しんだ。YOSHIKIは、「ずっとKISSを聴いてきたし、ポールとプレイできて最高だったよ」と感想を述べた。世界のトップシーンで活躍するYOSHIKIに、スタンレーは「本当にすごいよ。才能とたくさんの努力が必要だ」と褒め称え、それにYOSHIKIは「KISSの影響力のおかげだよ。いつもKISSを追っていたからね」と返し、「僕らも誰かからインスピレーションを受けているよ。君は、そのインスピレーションを誰かに受け継ぐんだ。今はYOSHIKIが次の世代の責任者なんだ」と多くのアーティストの道標であることを示した。

 プライベートジェット機で再びスタジオに戻ったYOSHIKIは、気分転換にピアノを弾いているとふらっとマリリン・マンソンが遊びに来る。YOSHIKIにとっての大親友で、頻繁に朝まで飲み明かすほどの仲だ。アメリカでの活躍を間近で見続けてきたマンソンは「YOSHIKIは誰よりも激しく、誰にも真似できないドラムプレイをする」「君こそが正真正銘のロックスターだよ」と賞賛した。さらに、ハリウッドで訪ねた大豪邸では、KISSのジーン・シモンズがお出迎え。シモンズはYOSHIKIに「君はKISSに影響を受けたのかもしれないが、そこから先は君自身がやったこと。私だって、The BeatlesやThe Rolling Stones、ジミ・ヘンドリックスなどの先人を見てきた。たくさんの素晴らしいバンド、ミュージシャンが君を見てきた」「英語では、『pay it forward』と言って、未来のために何かを繋いであげるんだ」と言葉を送った。

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