SUPER★DRAGONパーソナルインタビュー
SUPER★DRAGON 玲於・洸希・和哉が語る、グループの野望「唯一無二のスタイルを作り上げる」
超特急やDISH//などを擁するEBiDANから派生し、ダブステップとヘヴィロックをポップ・ミュージックに取り入れたエッジの効いたサウンドと、メンバーがステージを広く使って魅了するフォーメーション・ダンスやアグレッシブなパフォーマンスで人気を集める9人組ダンス&ボーカル・グループ、SUPER★DRAGON。今回は3人ごとに分かれてメンバーそれぞれの個性に迫るインタビューの第二弾。ファイヤードラゴンから玲於、サンダードラゴンから洸希と和哉を迎え、それぞれの興味や好きな音楽、憧れの先輩、そして目指すべき理想のグループ像を語ってもらった。冗談を交えながらテンポよく進む3人の会話が、終盤グループの話になると、一気に熱くなるところにも注目していただきたい。(杉山仁)
「色んな種類のラップができるようになりたい」(和哉)
ーーみなさんは小さい頃、どんな性格で何が好きな子供だったか覚えていますか?
玲於:性格は……悪かった気がします(笑)。
和哉:僕も(笑)。
玲於:僕はもともと仮面ライダーが好きで、変身ベルトを付けながら山を駆け抜けていましたね。今はインドア派なんですけど、小さい頃はアウトドア派だったんですよ。バーベキューに行ったりすると、一日中はしゃいでいたし、川とかも大好きでした。
和哉:僕もめちゃくちゃアウトドア派で、仮面ライダーも好きでした。すごく好奇心が旺盛で、「興味を持ったものはとりあえず触りたい」「思ったことはやりたい」という性格だったと思います。でもそのおかげで怪我も多くて……(笑)。あとは、スポーツも好きでした。小学校1年生で剣道をはじめたんですけど、サッカー、バスケなどスポーツは一通りやっていましたね。
洸希:僕は小さい頃は、すごく弱虫でした(笑)。幼稚園に行くときも、迎えのバスが来たら「行きたくない」と泣いていて。大きい音がするものも苦手で、花火も嫌だったんです。
ーーへええ、それは意外ですね。小さい頃からダンスや音楽は好きでしたか?
玲於:習ってはいなかったですけど、好きな子供でした。近所の友達がダンス好きだったので、教えてもらったのがきっかけでハマっていきました。でも、最初は全然できなくて泣きながらやっていましたね。朝9時ぐらいから、夜の10時ぐらいまで練習して、友達にイチから教えてもらったのに全然覚えられなくて。純粋に楽しそうだったからはじめたわけですけど、そのときに「できなくて悔しかった」のも大きかったと思います。「絶対できるようになってやろう」って思ったんですよ。
和哉:その性格って今も変わってないよね。玲於くんは負けず嫌いなんですよ。スパドラを結成する前もEBiDAN TOKYOとEBiDAN OSAKAの合同の練習があって、ダンスが得意なEBiDAN OSAKAの安藤夢叶くんがかっこいい技を決めたら、それとまったく同じ技を決めたりして。他にも誰かが懸垂をはじめたら、負けじと自分もやるという感じなんです。
洸希:それでドヤ顔をするんですよ(笑)。
ーー和哉さんと洸希さんはどうでしたか?
和哉:僕はダンスをはじめたのはEBiDANに入ってからなので、小学校3年生ぐらいですね。音楽は好きで聴いていて、バラードが好きだったんです。ゆずが好きでした。
玲於:小学校低学年でバラード(笑)。
和哉:ドラマのオーディションでバラードの課題が出て、それがきっかけで好きになったんです。ダンスをはじめたときは、「ダウン」と「アップ」のうちの、「アップ」が全然できなくて苦戦しました。スカウトされるまでは全然興味がなくて、やりはじめてから魅力が分かってきた感じですね。小さい頃は、とにかく仮面ライダーになりたかったので(笑)。
玲於:一緒!
洸希:(笑)。僕はダンスには全然興味がなくて、見ても「何だこれ?」という感じでした。EBiDANに入ってからも覚えがすごく遅くて、「俺、できるのかな……」と思っていて。振りを覚えるのがすごく苦手で、やっと覚えたと思っても、10分間休憩を挟むともう同じ踊りができないということが多々あったんですよ。
和哉:洸希は最初の頃、不安そうだったよね(笑)。
洸希:最初に課題曲を踊ったんですけど、サビ前の振りがすごく難しくて、「もうダメだ!」と落ち込んで練習場の隅で座っていたんです(笑)。玲於くんとかが超ノリノリで踊っているのを見て、「俺だけ違う動きをしてる……」って。でも、徐々にできるようになってから楽しくなってきました。
ーー当時目標にしていた人や、憧れのアーティストはいましたか?
玲於:僕は三浦大知さんですね。歌って踊ってあそこまでかっこいい人ってなかなかいないと思うので。SUPER★DRAGONのメンバー全員がそうなれたら、もうできないことはないですよね(笑)。
和哉:(笑)。僕はAAAさんに憧れていました。みなさんめちゃめちゃ歌が上手いし、僕は日高(光啓)さんが大好きなんですよ。AAAの活動の中でもハッとするようなパフォーマンスをしているし、ソロでも音楽含め活動のセルフプロデュースが本当にかっこよくて。それぞれの活動で色んなバリエーションを持っているのがすごいと思うんです。僕も色んな種類のラップができるようになりたいです。
洸希:僕はダンスや歌とは少し離れてしまいますけど、山田孝之さんをすごく尊敬しています。一度『GirlsAward 2016 AUTUMN/WINTER』で共演したときに(赤西仁とのユニット)JINTAKAの「Choo Choo SHITAIN」のパフォーマンスを観たんですけど、その破壊力もすごくて。それに、どんな演技もできるところにも憧れます。
和哉:特にどの作品が好き?
洸希:自分も(佐藤健演じる主人公・真城最高の)幼少期役で出させていただいた『バクマン。』。山田さん演じる編集者・服部が、最初はだるそうにしていたのにどんどん変化していく演技の切り替わりっぷりが本当に自然でした。
和哉:僕は山田さんだと『勇者ヨシヒコ』シリーズが一番好きです。
玲於:僕は『クローズZERO』の芹沢多摩雄が好きですね。
洸希:ジョージアの缶コーヒーのCMも最高ですよね。シリアスな役もおかしなキャラも、何でも魅力的にできるのがすごいと思います。