茂木健一郎がsuzumokuの“切り口の鋭さ”に言及「彼は日本の音楽を変革する人だと思う」

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suzumoku『Tomorrow Comes』(WORLD APART)

 suzumokuが、3月1日に放送されたラジオ番組『Dream HEART』(TOKYO FM)に出演し、脳科学者の茂木健一郎氏と熱いトークを繰り広げた。

 同番組は、パーソナリティーである茂木が、日本や世界で“挑戦”をテーマにチャレンジしている人をゲストに迎え、それぞれが行っていることに迫るというもの。

 冒頭、茂木に最新アルバム『Tomorrow Comes』の意味を聴かれたsuzumokuは「言葉で聞いた感じは『明日が来る』と前向きなイメージを持つかもしれないけど、その人にとって明日は良い日か悪い日かわからない」と前置きしたうえで、「アルバム製作期間にも、変な事件や事故、自然災害があって、明日がどうなるかだんだんわからなくなった。人は今日という日を明日にむけて準備していかなきゃいけないし、動くためには自分一人では生きていけない。明日に向かって、みんなでスタンバイしていこうぜというアルバム」と、作品のタイトルに込めた意図を明かした。

これに対し、茂木は「『明日が来るぜ』は<嘘も噂も愚痴も疑惑も プライバシーもリツイートシェア>という歌詞が出てくるんだからなあ! 応援ソングなんですけど、世間で聞く応援ソングと違うよね」と切り口の鋭さを評すると、suzumokuは「無責任に思える瞬間がある。応援できる瞬間があるとしたら、それだけ辛いことを持ってる時に言いたくなると思うんですよ」と回答した。また、茂木は「この辺すごいよね。<握手券のヒットパレード カリスマにもすぐ会えちゃって 見た目で満足で…>とか。これから彼の音楽を聴いてみたいという方は、マジで聴いた方が良いし、彼は日本の音楽を変革する人だと思う」とsuzumokuを絶賛。本人が謙遜するなか、茂木は「世の中には耳触りのいい音楽がいっぱいあると思うけど、suzumokuさんの歌詞は違う所から出てきてるから」と、suzumokuの個性が日本の音楽シーンへのカンフル剤になるという意見を述べた。

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