2015年アイドル界のブレイク筆頭?  夢みるアドレセンスに加わった“最後のピース”とは

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(写真=藤巻祐介)

 まずひとつは東名阪ツアー。「夢みるアドレセンス #ユメトモの輪ツアー2015春~日経エンタ!さん、ごめんなさい!わたしたち結局、メジャーデビューしちゃいます 東・名・阪TOUR~」という長いタイトルでツアーを行う。最終公演である2015年4月25日の会場は中野サンプラザだ。

 ふたつ目は、Sony Music Associated Recordsからのメジャー・デビュー。会場から大歓声が沸き起こった。

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小林玲。(写真=藤巻祐介)

 そして最後が、2015年3月18日にリリースされるメジャー・デビュー・シングル「Bye Bye My Days」が松隈ケンタによるサウンド・プロデュースであることだ。

 アンコールでロックナンバー「17:30のアニメ」が始まると、会場は大発表を受けた直後ならではの興奮に。さらに会場の上から契約書を模した紙がまかれ、それは「Sony Music Associated Recordsとメジャー契約し、これからも皆さんを楽しませていきます!」という主旨の内容だった。

 記念撮影では、メンバーが「夢アド!」と言うと、ファンが「大好きー!」と言う形で撮影。そしてこの日の最後の曲「JUMP!」が、タオルが回される中で歌われた。

 遂にメジャー・デビューを発表した夢みるアドレセンス。彼女たちはマイクを口元から下ろし、肉声で「本日はありがとうございました!」と叫んでステージを去っていった。

 この日の発表の中で個人的に最大のニュースは、夢みるアドレセンスのサウンド・プロデュースを松隈ケンタが担当するということだった。松隈ケンタの知名度を一気に上げたのは、もちろん彼がプロデュースしていたBiSのブレイクだ。2014年7月8日のBiSの解散後は、BiSのカミヤサキも在籍するプラニメをプロデュースしているが、その音楽性は必ずしもロックというわけではない。やはりBiSだったプールイ(旧プー・ルイ)とのバンドであるLUI◇FRONTiC◇松隈JAPANからも、松隈ケンタは脱退してしまった。現在私たちは、BiS時代のような松隈ケンタによるロック・サウンドをなかなか聴くことができないのだ。

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