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ボーカル・ISHIYA、DEATH SIDE NY公演セルフレポート

ハードコアパンクバンド・DEATH SIDE、熱狂のNY公演をボーカルISHIYAがセルフレポート

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 筆者がボーカルをしているハードコアパンクバンド・DEATH SIDEは、1995年に解散したが、2015年から再びライブをやっている。2010年のシークレットライブ以来だ。

 きっかけは、2007年に他界したDEATH SIDEのギタリストであるCHELSEA(参考:永眠から7年――不世出のパンクギタリスト、CHELSEAの功績と人柄を振り返る)の命日に、毎年行なわれている追悼ライブでの演奏。その後もオファーがあり、2015年10月に川崎クラブチッタ「KAPPUNK」、同12月に渋谷EGGMAN「CHAOS U.K Japan tour」の計3回、日本国内でライブを行なった。

 そして、2016年には海外でのライブが次々と決定しており、その第一弾として4月16〜17日にはアメリカ・ニューヨークで演奏した。そのセルフレポートを書いていきたいと思う。

 日本国内のライブでは、CHELSEAにとってギターの師匠でもあり友人のHIROSHI(ASYLUM、東京ホームランセンター、ex.ゲンドウミサイル、ex.THE TRASH)と、CHELSEAの最初の弟子でもあるORI(PILE DRIVER、ex.MAD CONFLUX)のふたりが、ツインギターで演奏してくれた。海外からオファーが来たとき、メンバーで話し合い「やる」と決めると、HIROSHIは「日本ではCHELSEAの師匠ということで俺がやるのはいいけど、海外でやるならばハードコアの人間がいいんじゃないか? もし、誰もいなければ俺がやるけど」と言ってくれた。たしかにHIROSHIの言うことにも一理あると思い、その意見を尊重し、ほかの人間にオファーをすることにした。

 おそらくHIROSHIは、海外ハードコアリスナーの感覚と、自分が再現するギターの違いを考慮したうえで、そう言ってくれたのだと思う。HIROSHIの音感は素晴らしく、さすがCHELSEAの師匠というだけあり、細かなギターソロや、被せ部分の音階や弾き方など、ギタリストでもなかなかわからない部分まで完璧に再現してくれていた。しかし、海外でのライブ経験は無く、ハードコアの楽曲でギターを弾いたのも初めてだった。

20160508-iy5.jpg ギター弁慶。

 そして、何人か候補が上がった中で、函館のMUSTANG、CRUDEでギターを弾く弁慶が良いだろうということになった。弁慶のギターはMASUTANG、CRUDEのライブを何度も観ていて間違いないことはわかっていた。CHELSEAのギターの影響を受けたと思われる独自のギターサウンドやテクニックは、DEATH SIDEファンであれば誰もが納得行く人選だと思う。人間性も素晴らしく、海外でのライブ経験も豊富で、DEATH SIDEのライブを海外でやるにあたりうってつけと言える人間だ。(参考:WARHEAD、VIVISICK、九狼吽……海外で活躍する日本のハードコアバンド5選)そこで弁慶にオファーしたところ、快く引き受けてくれ、今回のニューヨークのライブでのDEATH SIDEのメンバーは、ISHIYA(Vo.)、MUKA-CHIN(Dr.)、YOU(Ba.)、ORI(Gu.)、弁慶(Gu.)の5人となった。

 当初ニューヨークでのライブは4月16日のみという話だったが、驚くことに発売から数時間で700枚のチケットがソールドアウトとなったため、翌日に急遽、追加ライブを行うことが決まった。ニューヨーク・マンハッタンにあるLe Poisson rougeというクラブが会場だ。2日目は日本のハードコアを代表するバンド・鉄アレイとの共演になる。

 鉄アレイとDEATH SIDEは、1988年から続くシリーズGIG「BURNING SPIRITS」を立ち上げたバンドであり、盟友である。その2バンドがニューヨークのど真ん中でライブができるとは感慨もひとしおだ。嬉しいことに2日間ともにチケットはソールドアウトとなり、海外での期待の高さを感じた。「日本のハードコアをしっかりと伝えなくてはならない」と、緊張感も高まった。

 アメリカの入国は厳しいため、4月15日には現地に到着するよう、メンバーは3組にわかれて渡米した。無事入国はできたものの、ギター2本の部品に貝と象牙が使用されていたため、税関で止まったままだという。恐らく翌日のライブには間に合うとのことだが、明日にならなければわからない。楽器を送るとかなり費用がかかるので、毎回現地で借りるのだが、今回はギタリスト2人ともに、自分のギターでやりたいとのことだった。しかし、結局ライブには間に合わず、現地でギターを借りることとなった。

 15日の時点ではまだ届くかどうか微妙なところだったので、気を取り直しほかに送った荷物をチェックし終わると、オーガナイザーのDANが「今夜ライブが行なわれる。そこに先に到着している鉄アレイやアメリカの友人たちもくるので、合流しよう」と提案した。

 しかし、部屋に残りゆっくりしようと思ったのも束の間、筆者が活動しているもうひとつのバンド・FORWARDで2014年にアメリカツアーを行なった際に、ニューヨークで世話になった友人Andy Animalが迎えに来てくれ、ブルックリン観光に行くこととなった。

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