ahamo、povo、LINEMO……3社を全契約してわかった「注意点」と「特徴」

ahamo、povo、LINEMOを使ってみた

「LINEMO」はLINE使い放題が嬉しい

 ソフトバンクのLINEMO(ラインモ)は月額2728円。本来は、5分の無料通話をつける場合はプラス550円になるが、1年間限定で無料になるキャンペーンが行われている。

 データ残量などはLINEMOのサイトでも確認できるが、より便利なのがLINE上で簡単にチェックできるサービス。LINEMOの公式アカウントと自分のアカウントの連携設定をすると利用できる。

 LINEMOの大きな特徴は、LINEのトークや音声通話、ビデオ通話で利用したデータ通信量は「月20GB」にカウントされない「LINEギガフリー」が用意されていること。

 実際にビデオ通話を利用してみたが、通話前後でデータ残量は変化なし。長時間のビデオ通話をしてもギガが減らないので、LINEのヘビーユーザーには嬉しいサービスだ。

 もうひとつのメリットが、LINEのスタンプ定額サービス「LINEスタンププレミアム」を無料で利用できる点だ。

 ただし、追加料金なしで使えるようになるのは夏からとのこと。現在は、自分で定額サービスに加入した後、その料金分がLINEポイントで還元されるキャンペーンとして提供されている。

プランを変えるときのチェックポイント

 今回の新プランが従来のプランと大きく違うのは、いずれも「手続きはオンラインのみ」になるという点。とはいえ、各社の公式サイトに分かりやすい説明が載っているので、初心者でもあわてずに進めれば問題なく完了できるはずだ。

 最後に、新プランの契約をするときのチェックポイントを簡単に紹介する。

・自分の端末で利用できるか?

 各社とも、そのプランで使えることが確認できている「動作確認端末」や「対応端末」を公式サイトで公開している。それ以外の端末でも使えるケースはあるが、確実ではないので、ここに自分の使っているスマホが載っていることを確認してから契約するのが安心だろう。

・「SIMカード」「eSIM」のどちらにするか?

 povoやLINEMOの場合、「SIMカード」と「eSIM」から選べるようになっている。SIMカードが物理的なカードを端末に挿して使うのに対して、eSIMは端末内に契約回線についての情報を書き込むしくみ。eSIMはSIMカードに比べて対応機種が少ないうえに、初期設定の作業の難易度もやや高くなるので、スマホにあまり詳しくないという人は「SIMカード」を選ぶのがおすすめだ。

・MNP予約番号は取得したか?

 これまでとは別の通信会社のプランに変える場合は、変更前の通信会社で「MNP予約番号」という番号を取得しておく必要がある。自分の乗り換えパターンで予約番号が必要かどうかや、番号の取得方法は各社のサイトでチェックしよう。

・契約後に必要な作業は?

 条件によっては、「APN」とよばれる回線に関する情報を設定する作業が必要だ。設定が必要になるかどうかは乗り換えのパターンや端末によって異なるので、こちらも各社のサイトをよく読んでおこう。

■酒井麻里子
ITライター。スマホ、PC、ガジェットなどの製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事を執筆。Twitterでは、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信。

※価格はすべて税込。

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