時代の変化と共に高まる“防音室”の需要 長谷工不動産「TRACK」に見る、いま求められるマンションのかたち

ここ数年、“防音室”の需要が高まっている。かつては作曲家や歌手、楽器奏者のものであった防音室だが、近年はゲーム実況者や動画クリエイター、VTuber、さらにはライブ配信をカジュアルにおこなう配信者などにも使われるようになってきた。
また、こうした活動をおこなわない人であっても、たとえばボイスチャットを使いながらゲームをしたり、映画や音楽好きにとって自宅の防音性能というものは物件選びの大きなポイントになるだろう。「家の壁が薄くて“壁ドン”された……」なんて話はよく聞く話だ。
家にいても“つながる”時代の到来で変わった、自宅環境への意識

そしてここ数年で大きな変化といえば「ライブ配信」の台頭だろう。コロナ禍の巣ごもり需要で、タレントから一般人までを含む老若男女に「自宅から映像を配信する」という行為が浸透した。これはパフォーマーに限らず、Zoomなどを使っておこなわれるウェビナーやリモートワークも含まれる。
とくに大きく盛り上がったのは、ゲーム実況やVTuberの世界だ。もともとTwitchやYouTube Liveを始めとするゲーム配信・VTuberたちによるライブ配信の需要はあったが、前述の巣ごもり需要を受けて、それまでゲームに興味の無かった人たちにまで浸透した結果、現在に至るまで一大ブームが巻き起こっている。
こうして、多くの人たちにとって趣味や創作活動、あるいは仕事における拠点である「自宅」の重要度が増し、より居心地の良い空間を目指す人が増えているというわけだ。しかし、日本の一般的な家屋は壁が薄い家が少なくない。本稿の冒頭でも述べた通り、「家の壁が薄くて……」から始まる住宅トラブルは多く、そうした配信者・活動者に限らず多くの人にとって大きな悩みとなっているだろう。

簡易防音室や、大型の防音室も存在するが、それぞれが一長一短。簡易防音室はコンパクトサイズのものが多く、歌の録音や楽器の録音といったピンポイントの用途に向いたものが多い。長時間使用するには向いていないため、ゲーム配信やライブ配信、あるいは防音の効いた生活空間として使用する場合は、ハードルの高さを乗り越えて大型の防音室を選択する、あるいは家主の許可を得るか、持ち家で防音工事をすることとなる。
しかし、ここで筆者が第三の選択肢としてオススメしたいのが、設計段階から防音に適した構造で建てられ、防音工事をする必要の無い「防音マンション」だ。昔から音楽の学校に通う学生向けの防音室を備えたマンションなどは存在したが、今回紹介する「TRACK」は、まさにそれらを現代版にアップデートしたような物件になっている。
長谷工不動産が手掛けるコンセプトマンション「TRACK」

そもそも「TRACK」シリーズは、ここまで述べてきたような、音楽や映像を作る・配信する人たちの層が広がってきたことを受けて誕生したマンションだ。「TRACK」を手がける長谷工不動産は、全国で賃貸・分譲マンションの開発を手がける総合デベロッパーとしての実績を誇る。これまで手がけてきた実績で蓄積した知見でもって建てられた、最新鋭の防音物件といえる。
ここからは、今年3月に入居開始予定の「TRACK 八丁堀」が採用している設備の数々を見ていこう。
「TRACK」ではマンションの全戸で防音仕様を採用しており、防音構造なだけでなく、二重サッシや防音換気などの設備も備えている。犬の鳴き声や大声で会話したときの音量と近い100dB(デシベル)の音を鳴らした際、最低でも45dB、最大80dBほどカットしてくれる。最低ラインは構造的に一番音が漏れやすい二重サッシの窓となるわけだが、外に漏れ聴こえるのは55dB。家庭用の換気扇から出る音が約42~58dBということを考えると、かなりの防音性能だ。

(参考:東京都環境省「生活騒音」)
部屋だけでなく、マンション全体の設備も整っている。最低1Gbpsの光回線(フレッツ光ネクスト)が無料で使えるほか、個人で契約すれば最大10Gbpsの回線(フレッツ光クロス)へアップグレードすることも可能だ。これは音楽や映像に携わる人間以外でもうれしいポイントで、特に個人で最大10GBpsの回線を利用できるというのは大きなメリットだろう。「マンションの設備が古くインターネットが低速だから、個人で回線を引こうとしたが、大家から工事の許可が降りなかった」なんて話は、まあよく聞く話だ。
さらに、13人乗りのエレベーターを備え楽器や機材搬入が楽勝、というのもうれしいポイント。グランドピアノの搬入までできる大型のエレベーターなので、大型のアンプやキャビネットをライブに持ち出すときにも安心だ。入居の時にアップライトピアノがあったり、冷蔵庫が階段をのぼれないからクレーンで搬入してずいぶん費用がかさんだ、というのは筆者の実体験。

ちなみに、各セキュリティはハンズフリーキー式になっているので、マンションの入り口から自室まで、カギはカバンやポケットにしまったままでOK。機材搬入時に両手がフリーになる、というだけでなく買い物や仕事帰りにカギを取り出す必要がないというのは、地味ながら非常にありがたいポイント。それでいてエントランス・エレベーター・玄関ドアのトリプルセキュリティを採用しているのだから、安心感も高い。
暮らしやすさの面でいえば、前述したセキュリティ・カギの仕様だけでなく、現代人に欠かせない要素も採用している。宅配BOXはもちろん、24時間ゴミ出し可というのもうれしい。生活が不規則になりがちなクリエイターに限らず、気付いたときにゴミ出しをすればよいというのは衛生的でもある。また、2人入居可能でペットも応相談なので、そういった面でも希少性の高い物件といえる。
そのほかにも、100・200Vまで対応したコンセントが増設してあったり、調光に対応したダクトレール式の室内照明を採用して創作や活動の気分が高まる気遣いがしてあったりと、とことんまでクリエイター・現代人の生活スタイルに寄り添った設計を採用した物件が「TRACK」というわけだ。
クリエイターや配信者はもちろん、音に悩む人がチェックするべき物件

「TRACK」の特長を振り返ってわかるように、都市部におけるマンションの防音設備は大きく進化している。その中でも、プロクリエイターのニーズにも応えうる「TRACK 八丁堀」は、まさに現代的な防音対策を施したお手本のような物件だといえよう。管理規約上、事務所利用はできないが、自宅 兼 作業空間として利用を考えている方にオススメしたい(法人契約自体は可能)。
また、理想的なインターネット設備を備えていることから、作曲家や配信者に限らずゲーム好き、音楽や映画好きにとっても好条件。優れたセキュリティと暮らしやすさの両立で、ペットを飼っている人や女性の一人暮らしにもオススメだ。
ちなみに、これは物件の構造や設備から少し離れた話題だが、「TRACK 八丁堀」は立地も優れている。物件自体が京葉線・日比谷線「八丁堀」駅から徒歩2分という好立地に位置するうえ、東京メトロ東西線・有楽町線・銀座線、都営浅草線の最寄り駅までいずれも徒歩15分圏内。東京駅まで歩いても約17分と、アクセスが非常に良い。

「TRACK 八丁堀」ではすでに第一期の入居募集を開始している。気になる方はぜひ物件情報をチェックしてみてほしい。
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