香取慎吾の鼻息に視聴者爆笑 ASMR系YouTuberの“おいしい”咀嚼音に隠された難しさ

 ASMR系クリエイター・MIYU ASMRが香取慎吾とのコラボ動画を公開。香取が咀嚼音ASMRの難しさに直面したこの動画は、再生数153万回を越えるなど反響が集まっているが、普段何気なくみているASMR動画には一体どのような難しさがあるのか。そこで今回は、咀嚼音ASMRの難しさと奥深さを追求してみたい。

 咀嚼音や野菜を切る音、焚き火の音、雨音など、さまざまな音で視聴者を魅了するASMR動画は、動画をきっかけに商品がヒットすることがあるなど、とくに食べ物とは相性がいいコンテンツ。今回取り上げるYouTubeチャンネル「MIYU ASMR」は咀嚼音に特化したコンテンツで人気を博し、登録者数267万人を誇るASMRジャンルの代表格ともいえるクリエイターだ(2025年3月3日時点)。

 そのMIYU ASMRで2月23日に公開されたのは、香取慎吾とのコラボ動画。香取がMIYUに教わりながら、ソーセージに目玉焼き、塩茹でしたスナップエンドウ、きゅうり、韓国のり、明太子、いちご、白米の咀嚼音に挑戦している。ソーセージは「かじる感じでパリッと感を出してください」とMIYUがアドバイスすると、香取が「先にMIYUちゃん」と、お手本を要求。MIYUが皮が弾ける音を綺麗に出すと、頷くような仕草を見せている。

香取慎吾さんコラボ ASMR 目玉焼き ウインナー【咀嚼音/ Mukbang/ Eating Sounds】【日本語字幕】

 いざ挑戦すると、CMのような「パリッ」という音と「ゴクリ」と飲み込む音をしっかりとだし、MIYUからは「上手です」というお褒めの言葉をもらった香取。「一口で食べるのがポイント」という目玉焼きは、豪快な食べっぷりと力強い咀嚼音を奏でることに成功した。スナップエンドウときゅうりでは、「カリッ」「パリッ」という気持ちのいい音を出し、韓国のりは「サクッ」とした軽さがわかる音を出し、撮影は順調に進んでいる。

 途中には香取が「わかってきた」と、咀嚼音を出すコツを掴んできたことが読み取れるが、「うまく食べられそう」と挑戦したいちごには苦戦。半分ほどいちごをかじると、なかから溢れる果汁で綺麗な咀嚼音が出せない香取に対し、MIYUはいちごを縦にもち、一口でパクリ。種がプチッと弾ける音を出し、香取を驚かしている。その後、香取も残りのいちごをMIYUと同じように口に運ぶと、種が弾ける音とシャキシャキとした音を出せるようになり、咀嚼音の作り方をものにしたようだった。

 この動画の香取の表情からは、いかに綺麗な咀嚼音を出すのが難しいかが読み取れる。しかしMIYU曰く、今回の食材は「ASMRオールスター食材」であり、「美味しくてシズル感があって、良い音がしそうなものたち」。食材をどのように口に入れるのかなど、MIYUの食べ方をマスターすれば、綺麗な咀嚼音が出せる食材というわけだ。

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