ジャズギターは変革期に入ったーー柳樂光隆が選ぶ、注目のギタリスト新作5選
ジャズシーンが面白い変革期に入っていることはこの連載の過去の記事でも触れてきた。ロバート・グラスパーを挙げるまでもなく、ミュージ…
94年、男臭プンプンのカントリー・ロッケンロール・バンド、アンクル・テュペロが解散。主要メンバーであった2人のシンガー・ソングライターは別々の道を進み始める。ジェイ・ファーラーはサン・ヴォルトを始動させ、ジェフ・トゥイーディーが中心になって結成したのがこのウィルコだ。95年には1stアルバム『A.M.』をリリース、従来より得意とするカントリー・ロックを、ディープかつポップに料理した名作であった。2ndアルバム『ビーイング・ゼア』では、リヴァプール・サウンド、サイケ・ロック、ソウルなどの要素が新たに付け加えられ、彼らのターニング・ポイントとなった言われる。その後も、ビリー・ブラッグとの好企画盤『マーメイド・アヴェニュー』やポップ性が開花した傑作(日和ったという意見もあるが)『サマー・ティース』をリリース、アメリカン・ロックの代表的バンドとなる。
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7月22日、23日、24日に新潟の湯沢町苗場スキー場で開催される、ロックフェス『FUJI ROCK FESTIVAL '16』。…