KING BROTHERSの記事・ニュース・画像一覧

(3件)

兵庫県西宮市にて98年に結成された暴走爆裂ハード・コア・ブルースな変態ガレージ・パンク・バンド、KING BROTHERS。メンバーはKEIZO(vo&g)、MARYA(g&screaming)、SHINNOSUKE(b)、TAICHI(dr)の4人。99年、アメリカのインディペンデント・レーベルから1stアルバム『KING BROTHERS(通称:BULB盤)』がリリースされるなど当時から話題を博し、「東のミッシェル・ガン・エレファント、西のキング・ブラザーズ」という異名を取る。
01年には<東芝EMI>から4thアルバム『タイトル無し(通称:虹盤)』を、続く02年任はジョン・スペンサーがプロデュースを手掛けたミニ・アルバム『6×3』を発表。過去数回の全米ツアーや巨大フェスにも連続参戦、ホワイト・ストライプスやストロークス、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、ボスホッグ、ウィル・ジョンソンなどのツアー・サポートを務めた。
06年にライヴ活動休止を発表するが、07年より新メンバーを加えて活動再開。ベースレス・スタイルを捨て新たな編成で旅を始めた新生KING BROTHERSが、10年4月に約6年ぶりとなるオリジナル・アルバム『THE FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN/太陽が昇る時に届く最初の閃光』(ジミヘンが生前完成させられなかった幻のアルバム名と同タイトル)をリリース。
彼らの存在は、我々の人生の大部分を覆う退屈でクソッタレな日常に放たれる合法的爆弾のようなもの。倦怠感/徒労感/焦燥/怒り/憎悪……アウトサイダーの魂の叫びが、怒涛のごとく押し寄せる轟音のなか爆裂しまくる。ブルース/ファンク/ブギ、さらには叙情的な弾き語りバラードまでを演奏。真骨頂であるダイナミズムはそのままに、KING BROTHERSは“ロックンロール四十八手”というべき多様性を獲得し始めている。