大島美優、『GTO』で得た成長の実感と同世代から受けた刺激 西浦心乃助との同級生対談も

大島美優、『GTO』で得た成長の実感

 反町隆史主演ドラマ『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)で、クラスのムードメーカー・鈴木百花を演じる大島美優。連続テレビ小説『おむすび』(NHK)をはじめ、話題作への出演を重ねてきた彼女が、オーディションを経て初の学園ドラマ出演を果たした。

 インタビュー前半では、撮影現場での反町とのエピソードや、自身と重なる役柄への思い、さらには俳優業への向き合い方について話を聞いた。

 後半は、同じ事務所で同い年、『GTO』でクラスメイト役を演じる西浦心乃助との対談をお届け。お互いだからこそ知る素顔や、俳優としての魅力を語り合った。

心強かった反町隆史からの言葉

大島美優

――今回の『GTO』は、生徒役の全員がオーディションで抜擢されたそうですね。

大島美優(以下、大島):普段のオーディションでは、最終審査以外で演出をつけていただくことってあまりないんです。でも今回は、一次の段階から「こうやってみて」「もう一回やりたい人!」と言われるような熱量のあるオーディションだったので、参加させていただくだけでも成長できたような感覚がありました。それに「最終オーディション」という名目で会場に行ったら、本当は合格発表だった、というサプライズもあって。「最終審査は何をするんだろう」とソワソワしていたところから一気に“合格”となったので、すごく嬉しかったです。

――主演の反町隆史さんとの共演はいかがですか?

大島:合格発表の時に、会場に入って来られた時の存在感がすごかったです。ご本人はとても気さくな方ですが、簡単には近づけないような、ものすごいオーラがあるなと思いました。私がメインを演じた第4話では一対一のシーンがあったのですが、お芝居がなかなかうまくいかない時があって……。「どうしよう、どうしよう」と焦っていた時に、反町さんが「ゆっくりやれば大丈夫だから」と言ってくださって、安心感がすごくて本当に心強かったです。

『GTO』©藤沢とおる/講談社/カンテレ

――同世代が集まる現場は、朝ドラなど大先輩に囲まれた芝居とはまた違った刺激がありそうです。

大島:こんなにたくさんの同世代の役者さんとお芝居のお話ができるのは、すごく貴重な機会だなと思っています。演技に関する熱いトークもしますし、「テストやばいよね」みたいな話もしたりして(笑)。2つの学校に行っているみたいで、すごく楽しいです。

――とくに面白かったエピソードはありますか?

大島:教室の前に委員会の表が貼ってあって、(柴崎)楓雅くんが“風紀委員”だったんです。「名前の『フウ』と被ってるじゃん!」ということで、あだ名が“風紀”になりました(笑)。みんなが役作りで第一ボタンを開けたり、リボンをゆるくつけたりしていると、楓雅くんが「そこ、ダメだよ!」って“風紀委員”をしてくるんです。それに対して“真顔でグッドポーズを返す”という謎の流行があって、楽しかったです(笑)。ちなみに、百花は放送委員でした!

『GTO』©藤沢とおる/講談社/カンテレ

――百花をどんな人物だと捉えて演じていますか?

大島:百花はクラスのムードメーカーで、「みんなに楽しんでもらいたい」というサービス精神があるので、周囲の反応を気にするような部分を意識しました。私自身、学校でも「周りが楽しんでいるかな」というのは気にしているので、百花に似ているところもあるのかなと思います。“自分が思っている自分”と“他人から思われている自分”のギャップに悩むところも共感できました。

――具体的に、どんなギャップがあるのでしょうか?

大島:私もよく「いつも明るいよね」って言われるのですが、ポジティブ100%の人も、ネガティブ100%の人もいないと思うんです。私の中にもその両方が同じくらいあって、時と場合によって変わるのですが、「美優っていつも明るいよね」と言われると、自分の悩みがないものになっている気がして、ちょっと切なくなるんです。でも、それには具体的な解決策がなくて。だからこそ、そんな悩みに鬼塚先生がどう向き合っていくのかも見どころだと思います。

――大島さんご自身も救われる部分があったのでは?

大島:ありましたね。とくに、生見愛瑠さん演じる柏原先生から言葉をかけていただくシーンでは、本当に自分自身に言われているような気がして、心にグッときました。

大島美優

――大島さんは8歳でこの世界に入られたそうですが、当時と今で、お仕事に対する意識に変化はありますか?

大島:小さい頃は「お芝居が楽しいからやっている」という感覚でしたが、日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)に出演してから「ドラマ楽しみにしています」と声をかけていただくことが増えて、「物語って伝わるんだ」と思うようになりました。そこからは「どうやったら役の感情が伝わるかな」「世の中にこういう子がいることを知ってほしい」と、何かを伝えたいという気持ちが強くなりました。

――このまま俳優の道に進むのか、迷う時期もありましたか?

大島:高校進学の時、周りの友達が将来を真剣に考え始めたことで、「私は本当に俳優として生きていけるのかな」と不安になった時期はありました。何かあれば続けられなくなってしまう厳しい世界ですし、俳優一本で生きていくには相当な覚悟が必要だなと感じていて。でも、W主演を務めた映画『ザッケン!』で、スタッフの皆さんが大学の同級生だったり、先輩・後輩だったり、仲間感の強い現場だったんです。そこで、みなさんと一緒に作品を作り上げることの楽しさにあらためて気づいて、「やっぱり私はお芝居が好きだし、ずっとやっていきたい!」と強く思うようになりました。

大島美優

――仕事と向き合う中で、自分自身について新たに気づいたことはありますか?

大島:最近、「意外とオンとオフがはっきりしているタイプだな」と思いました。お仕事中はずっと元気なのに、家に帰った途端にバタンキューで寝ちゃったりして(笑)。

――役が残ったりすることもないですか?

大島:現場を離れると、自分に戻れます。ただ、撮影期間は普段の生活でも「百花だったらこう思うだろうな」「百花ならこう言いそう」と、役が友達のように自分の中に存在している感覚はありますね。

――今、一番リフレッシュになることも教えてください。

大島:愛犬です! 一緒に戯れている時はもちろん、泊まりで会えない時には写真や動画を見ています。「今頃うちの犬は何してるかな~、寝てるかな~」と考えるだけで、すっごく心が癒されるんです。

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