柄本時生、『ばけばけ』起用の理由は“裏の顔”の説得力? “できないスキップ大会”秘話も

柄本時生、『ばけばけ』起用の理由

 橋爪は「ようやくトキの女中としての暮らしが始まって、ふじきさんの最も得意とする“何も起きない”物語がこれから本格的に始まっていく。日々の些細なことに幸せがあったり、人間のおかしみがあったりするのがふじきさんの持ち味だし、このドラマのテーマでもあります。その象徴として、『当時の日本にはなさそうで、そんなに仰々しいことじゃない、“ちょっとした楽しみ”みたいなもの』というところから、スキップの提案がありました」と説明する。

 トキをはじめ、錦織(吉沢亮)、司之介(岡部たかし)らがスキップに大苦戦。だが、役者陣は全員スキップができたことから「どうすればわざとらしくなく、できないように見せられるか。『できないスキップ大会』を、スタッフも含めてやっていましたね(笑)。実際にスキップができないスタッフが何人かいたので、『これができないスキップか』と参考にしたり。楽しい会でした」と懐かしむ。

 なお、ドラマで描かれている“できないスキップ”は、出演者がそれぞれ独自に「このキャラクターだったら」と考えてたどり着いたもの。「たとえば、錦織はきっと運動はそんなに得意ではなく、ちょっと不器用なところもあるので右手と右足が一緒に出てしまう。そんなところが錦織らしさだと思う」と吉沢の表現を分析。一方、スキップのバックバージョンを披露した司之介については、「あれも岡部さんにお任せしただけです」と笑ってみせた。

 そんな中、最初からスキップに成功したのは小日向文世演じる勘右衛門。橋爪は「『もしも小日向さんがスキップできなかったらどうしよう』と、台本を作成している段階で『大変失礼なんですが、スキップってできますか?』とお伺いしたら、『できるけど、それ何か関係あるの? 時代劇だよ?』と言われました(笑)。『関係あるんです』と話したら、その場でスキップを披露してくれました」と裏話を明かした。

 トキとヘブンの距離も少しずつ近づき、ここからがふじきみつ彦脚本の真骨頂。2人の日常がどう紡がれていくのか。山橋の“裏の顔”も含めて、今後の展開が楽しみだ。

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00〜8:15放送/毎週月曜〜金曜12:45〜13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜8:15〜9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK

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