『キャスター』“進藤”阿部寛がキャスター生命の危機 ラスボス登場で43年前の扉が開く

『キャスター』最終話前でラスボス登場

 一歩ずつ真実に近づいているのに、核心に踏み込めない。真相は幾重にも閉ざされた扉の向こうにあって、それらを一枚一枚はがし、ときにはこじ開けながら、事実を確かめ、生きた言葉として命を吹き込む。その先にあるのは、あの日の出来事を伝える“ニュース”だ。真実を明らかにすることは想像を超える困難を伴い、圧倒的な熱量と執念が必要だ。けれども、その熱意が最後に相手の心を動かすことを江上の変化が物語っていた。

 最終話目前の第9話で、ラスボスがその姿を現した。局内を統率するその人物は人心掌握に長け、メディアに関わる人間を懐柔し、意のままにニュースを操る。キャスター生命の危機を乗り越えた進藤は、仲間の死を乗り越えて、43年前のあの日に通じる扉に手をかける。

 清掃員の鍋田(ヒコロヒー)は、これまでも要所でドラマのアクセントとなり、見過ごせない役割を果たしてきた。第9話で廃棄処分されかけた本橋のパソコンを回収し、松原の死につながる証拠について証言するなど、影の仕事人ぶりで進藤たちの情報戦に欠かせないピースとなった。鍋田の正体にも注目だ。

『キャスター』の画像

日曜劇場『キャスター』

テレビ局の報道番組を舞台に闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な主人公・進藤壮一が、視聴率低迷にあえぐ報道番組『ニュースゲート』を変えていく。

■放送情報
日曜劇場『キャスター』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香、ヒコロヒー、山口馬木也、黒沢あすか、堀越麗禾、馬場律樹、北大路欣也(特別出演)、谷田歩、内村遥、加藤晴彦、加治将樹、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹
脚本:槌谷健、及川真実、李正美、谷碧仁、守口悠介、北浦勝大
音楽:木村秀彬
プロデュース:伊與田英徳、関川友理、佐久間晃嗣
演出:加藤亜季子、金井紘
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/caster_tbs/
公式X(旧Twitter):@caster_tbs
公式Instagram:caster_tbs
公式TikTok:@caster_tbs

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