イヨン×ドウォンの甘い日常も 『いつかは賢いレジデント生活』は“OBGY”の成長記録だ

Netflixで独占配信中の韓国ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』が惜しまれながら終幕を迎えた。本作は、名作ドラマ『賢い医師生活』のスピンオフ作品として、ユルジェ病院の分院鍾路ユルジェ病院の産婦人科レジデントたちを描いたメディカルドラマだ。新米医師たちが、仕事を覚えていく成長物語は、恋や友情も描かれ回を追うごとに人気となった。最終話配信後にはロスの声が多く聞かれる本作を、第11話、最終話である第12話を中心にご紹介したい。(以下、ネタバレを含みます)
鍾路ユルジェ病院の産婦人科レジデント1年目の、オ・イヨン(コ・ユンジョン)、ナムジョン(シン・シア)、ジェイル(カン・ユソク)、サビ(ハン・イェジ)は、1年目の終わりを迎え、それぞれが目覚ましい成長を遂げる。
イヨンは、レジデント4年目のドウォン(チョン・ジュンウォン)と順調に交際を進めていた。ドウォンは、兄スンウォン(チョン・スンウォン)とその妻でイヨンの姉ジュヨン(チョン・ウンソン)夫婦と、イヨンと4人で同居している家を出て、新たに自分の部屋を借りようと、イヨンと不動産屋を訪れる。
家を出て行くことを拗ねるイヨンに、ドウォンは、「そんなに俺が好き?」「俺も好きだ」と甘々の姿を見せる。ブルーのキャップを被るチョン・ジュンウォンの姿は、チョン・ヘインを思い出させる塩顔男子だ。物語の最初の頃は、クールな姿を見せる「ツン」ターンだったが、イヨンと恋仲になってからは、糖度100%越えの「デレ」爆発中で、ツンからデレへ圧倒的な豹変ぶりだ。キリッとしているとシャープに見える眼差しが、笑うと柔和にクシャっと崩れるような瞳になるのがなんともキュート。本作の放送前は3000人だったチョン・ジュンウォンのInstagramのフォロワーは、放送後に51.8万人(5月26日時点)まで急増。新たなスターの誕生だ。

ここから物語の最後まで、チョン・ジュンウォンがコ・ユンジョンと魅せたケミは、胸キュン盛りだくさんのかわいいカップルぶり。自分と付き合いだしてから、家で寛げないイヨンの様子までしっかり見ているドウォン。細かいところまでよく見ており、洞察力のあるしっかり者のドウォンが、イヨンがかわいくてたまらないことがよく分かる。ぶっきらぼうで不愛想なイヨンが、恋には積極的な「肉食女子」の姿を見せて、あっという間にドウォンと付き合いだしたのも「やり手」なことを暗示している。

人の口に戸は立てられぬというが、イヨンとドウォンが付き合っていることが、あっという間に病院中に広まっていく様子が面白い。同期たちにバレる過程も、義理堅いジェイルや、親戚だと思い込むナムギョン、ただの同居と思い込むサビとそれぞれのキャラクターにあった方法でイヨンの秘密の恋は、広く知られるようになる。
イヨンは、恋だけではなく、仕事においても順調に成長を見せる。ソン教授(イ・ボンリョン)から実力を買われているイヨンは、帝王切開後の「縫合(ほうごう)」を任される。さらに、出産時に「赤ちゃんを取り上げる」という重要な役割も果たし、母体から胎盤を取り出すことにも成功する。




















