佐藤健、RADWIMPS 野田洋次郎の作詞曲でデビュー ファンは知ってた“歌うま”エピソード

また、今回『グラスハート』に楽曲提供する野田洋次郎とも、佐藤は長年の友人関係にあることが知られている。もともと佐藤はRADWINPSのファンだと公言しており、2015年に野田が『トイレのピエタ』で映画初主演した際には、病院の清掃員役で出演していた。当時、佐藤は「野田さんから、映画に出演するという話を聞いていて、今回少しですが参加できたのがうれしいです。野田さんの感性で、そのまま、自然なまま出て行けばきっといい映画になると思いました」とコメントを寄せていた(※3)。
そして、今回の『グラスハート』には、野田から「健があまりにまっすぐで本気だから、その引力にやられ僕も頑張りました。 健のこの作品に賭ける想いが、その想いに集った監督、俳優、制作スタッフ、クリエイターたちの情熱が画面を通して皆さんに伝わることを願っています」とのコメントがあり、二人のお互いへの尊敬の念と友情を垣間見ることができる(※4)。

公開された『グラスハート』のティザー予告は、佐藤演じる藤谷直季の「はじめまして、TENBLANKです」というセリフとともに、まさにライブの幕が開けるその瞬間からスタートする。最大5000人のエキストラを動員したという会場のステージ上に立つ佐藤のビジュアル、そして歌声は、すでにカリスマバンドのボーカリストそのものだ。ギタリスト・高岡尚を演じる町田啓太、超音楽マニアの孤独なキーボーディスト・坂本一至の志尊淳、ヒロインとなるドラマーの西条朱音を演じる宮﨑優ら、バンドメンバー全員が、実際にハードな楽器の練習を重ね、本気の演奏シーンに挑んでいるというのにも頷ける。
映像内で佐藤が歌うTENBLANKの楽曲「旋律と結晶」は、RADWIMPSの野田が作詞を、飛内将大が作曲を手がけている。野田はこの楽曲以外にも、劇中のTENBLANKの楽曲を数曲書き下ろしているというから楽しみだ。
カリスマ性の高い人物を演じることは、その説得力の有無が問われることがあるが、佐藤健のボーカルには、少なくともその心配は無用のようだ。しかも、リアルなバンドとして活動するということは、佐藤の歌を聴く機会も増えることだろう。ドラマとあわせて大いに期待したい。
参照
※1. https://www.astage-ent.com/music/m153243.html
※2. https://press.moviewalker.jp/news/article/59017/
※3. https://www.rbbtoday.com/article/2021/01/12/185400.html
※4. https://realsound.jp/movie/2025/05/post-2028997.html
■公開情報
Netflix シリーズ『グラスハート』
Netflixにて、7月31日(木)より世界独占配信
出演:佐藤健、宮﨑優、町田啓太、志尊淳、菅田将暉、唐田えりか、髙石あかり、竹原ピストル、YOU、藤木直人
原作:若木未生『グラスハート』シリーズ(幻冬舎コミックス刊)
監督・撮影:柿本ケンサク
監督:後藤孝太郎
脚本:岡田麿里、阿久津朋子、小坂志宝、川原杏奈
エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子
共同エグゼクティブプロデューサー:佐藤健
プロデューサー:アベゴウ
ラインプロデューサー:櫻井紘史
制作プロダクション:ROBOT
製作:Netflix 配信






















