『あんぱん』原菜乃華&中沢元紀の魅力全開! メイコの初恋と千尋の秘めた恋がもどかしい

『あんぱん』メイコの初恋にキュンとくる

「美しいものを美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ」

 東京で絵の勉強に励み、銀座で美しいものを見て感性を育てている嵩(北村匠海)と女子師範学校で愛国心を叩き込まれているのぶ(今田美桜)。ここ数年の二人の環境はあまりにも違いすぎた。一度は仲直りしたものの、そう簡単に分かり合えるわけがない。

 笑顔でラジオ体操をするのぶの姿から始まった第33話。“愛国の鑑”と呼ばれているのぶだが、本心には体操の楽しさを教えたいという教師を目指した頃からの目標があるようだ。学校が決まったらその次は縁談という言葉から逃げるため、メイコ(原菜乃華)に水を向けるも、メイコは心ここにあらず。辛島健太郎(高橋文哉)のことで頭がいっぱいのようだ。羽多子(江口のりこ)に指摘され、大袈裟に否定する様子がかわいらしく、原菜乃華の魅力が存分に発揮されていた。

 そんな初恋の相手である健太郎は、明日には帰ってしまう。健太郎が帰るということは嵩も東京に戻るということ。当の嵩は、東京から抱えてきたプレゼントをのぶに渡さないのかと健太郎に指摘され、千尋(中沢元紀)からも「仲直りしただけでいいのか、後悔せんようにな」と発破をかけられる。

 嵩に発破をかけた千尋だったが、千尋自身も受験を目前に、寛(竹野内豊)から「遠慮するな、わがままに生きろ」と言われている。千尋が嵩に遠慮していることの最たるものが、のぶへの恋心だろう。これまで、パン食い競争でのぶを助けたり、「大好きです(あんぱんが)」と言っていたり、第32話の海のシーンでは意味深げにのぶを見つめていたりと、わずかな描写で千尋からのぶへの恋心が示唆されてきた。

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