草彅剛が明かす高倉健さんへの思い 「『新幹線大爆破』も見守ってくれていた気がする」

草彅剛が明かす高倉健さんへの思い

 4月23日より配信がスタートしたNetflix映画『新幹線大爆破』が、2週連続今週の週間グローバルTOP10で日本1位(映画)、グローバル2位(非英語/映画)を獲得するなど、大きな話題を集めている。本作は、1975年に公開された同名映画のリブート作品。爆弾を仕掛けられた東京行きの新幹線内でのパニックと、乗客全員を救うべく鉄道人たちが奔走するサスペンス大作だ。

 主演を務めたのは草彅剛。「僕の代表作」と語る本作の魅力や撮影時のエピソード、原作で主演を務めた高倉健さんへの思いなどをたっぷりと語ってもらった。

「本当にこの作品に出られて良かった」

ーー『新幹線大爆破』、本当に凄まじい作品でしたね。

草彅剛(以下、草彅):ありがとうございます! 僕の代表作ですね。「#草彅剛代表作新幹線大爆破」って感じです。まぁ、代表作は更新されていくんですけど(笑)。

ーー更新されていくんですね(笑)。

草彅:そうそう。今は、『新幹線大爆破』が最新だから(笑)。でも、本当にこの作品に出られて良かったと思っています。これはどんな作品も同じなんですけど、僕ひとりの力ではできないので。キャストとスタッフのみなさんで作り上げた力作です。今回は、高倉健さん主演の原作のいいところをお借りして。

ーー1975年の原作も意識されていたんですね。

草彅:そうですね。あの映画は本当にみなさんの熱量がすごくて。「本当にこういう人間が生きているんだ」と思わせるような力があったんです。なので、今回もそこを目がけて撮影に臨んでいました。

ーー撮影を終え、配信を迎えた心境はいかがですか?

草彅:もう感無量です。「本当にやりましたね、Netflix!」という感じです。

ーーNetflix作品に出演されるのは今回が初めてですよね。 

草彅:はい。Netflixは、撮影環境が最高でした。ご飯もすごく美味しくて、毎回温かいものを用意してくれるし……。とくに、麺類が美味しかったんですよ! あと、スタッフのみなさんも優しくて。「1年くらい撮影したいわ〜」と思っていました(笑)。

ーー素敵な現場だったんですね。

草彅:そういったところが、Netflixのコンテンツにも表れている気がします。無駄なものがなくて、理にかなっている。Netflixもそうじゃないですか。使いやすいから毎日開いてしまうんですよね。僕も、帰ったらとりあえずNetflixを開いちゃいますもん。ババーン(※Netflixの起動音)って。

ーー毎日何かしらの作品を観られるんですか?

草彅:観ます、観ます! もう、毎日ババーンしてますよ。昨日もババーンしましたし。ババーンしない日、ないです!

ーー(笑)。普段、どういう作品をご覧になるんですか?

草彅:一番観るのはアニメかなぁ。最近だと『怪獣8号』にハマりましたね〜。あとは『ワンパンマン』とか。もちろん『鬼滅の刃』とか『呪術廻戦』もチェックしているし。Netflixに、輝きと潤いを与えてもらっています。

ーーナイトルーティンのひとつになっているんですね。

草彅:そんな感じですね。僕、だいたい22時に寝るんですよ。

ーーかなり早いですね。

草彅:そうそう。だから、たまにアニメが面白すぎて夜ふかししちゃって、次の日キツくなったり(笑)。ドラマとかも、次から次へと気になっちゃうじゃないですか。やめられなくなっちゃうんですよね。でも、『新幹線大爆破』は2時間17分の映画なので、夜に観たとしても次の日への影響がないんじゃないかな。ぜひ観ていただきたいです!

ーー草彅さんは台本を読まないことで知られていますが、今回も?

草彅:もちろん台詞は覚えますよ。台詞さえ覚えていたら、撮影に支障はないじゃないですか。だから、僕自身も犯人が分からないまま、撮影に挑んでいました(笑)。

ーー完成した作品をご覧になって初めて知ると。

草彅:全部そうですよ! 「こうなってたんだ〜」みたいな。だから、出来上がったときに楽しめるんですよね。キャスティングもよく分かってないから、「松尾(諭)くん来たの!?」「(尾野)真千子ちゃんいるんだ!」みたいな(笑)。

ーー台本を読まなくなったのはいつ頃からなんですか?

草彅:35歳くらいかな。逆に、すごい読み込んでいた時期もあったんですけどね。自分のパターンみたいなものが出来上がってからは読んでないです。

ーーパターンというのは?

草彅:台本を読まないことによって、焦るんですよ。そうすると、集中力が出るというか。台本を読んでいると、「監督! 分かってる、分かってる」って感じになるんだけど、読んでないと、「どっちに行ったらいいんですか?」みたいになるんですよね。遠足中の子どものようですよ。聞き逃したら分からなくなっちゃうから、一生懸命に聞いています。

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