深川麻衣、若葉竜也は「嘘がない俳優さん」 『嗤う蟲』キャスト陣が語るコメント映像公開
![『嗤う蟲』深川麻衣らキャストコメント映像](/wp-content/uploads/2025/01/20250125-waraumushi-01.jpg)
公開中のヴィレッジスリラー映画『嗤う蟲』より、深川麻衣、若葉竜也らキャスト陣のコメント映像が公開された。
本作は、日本各地で起きた村八分事件をもとに実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本に隠されている“村社会”の実態を暴くヴィレッジスリラー。
監督を務めたのは、『アルプススタンドのはしの方』で第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞した城定秀夫。脚本は城定に加え、『許された子どもたち』『ミスミソウ』『先生を流産させる会』の内藤瑛亮が手がけた。
主演の深川と共演の若葉は、スローライフを夢見て田舎へ移住してきた夫婦・杏奈と輝道を演じる。そのほか、松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲらが共演に名を連ねた。
公開された映像では、深川が脚本について「じわじわ2人が追い詰められていく感じの不穏さとか、湿った感じの空気とかそういう情景が読んでいて想像できて、あんまりないジャンルの作品だと思いました。自分にとっても初めてに近い作品です」と振り返る。『愛がなんだ』(2019年)ぶりの再共演で夫婦役を演じた若葉についても「若葉君は信頼できる役者さんです。居てくれることが心強いですし、前回共演した時も出演している作品を観ても嘘がない俳優さんだなと。常に自問自答しながらやっている感じとか、監督と相談しているときも細かいところまですり合わせて演じているのを近くで見て素敵な俳優さんだと思いました。若葉君がいて心強かったです」とコメントしている。
若葉は、自身の演じる輝道役を「あんまりこういう人とは決めないでやっていますが、いい意味で優しすぎる、悪い意味でただの傷つきたくない人っていうのがあって、だから(ムラに)取り込まれていくし、色んなことを笑って誤魔化してきた人なのかなって思います」と分析。また、城定監督については「凄い速度感だなというのが第一印象で、本当に使えるものしか撮らないしある種残酷でもあるなって、ダメだと思ったら短くしちゃうし(笑)。その緊張感や恐怖心はありましたね」と語った。
自治会長を演じた田口も、監督について「早いんですよね。完全に頭の中にカット割りとして編集ができている。それにびっくりしたし、演技の修正点はきちっと言ってくれますし、最近そういうタイプの方は意外と初めましてだったので昔の撮影所育ちのプロフェッショナルな監督さんのような感じがして、驚きました」と、その撮影スタイルについて絶賛した。
そして最後に、深川が「きっと観るごとに色んな登場人物の気持ちに共感したり感情移入したりできる作品なので、どういう結末になっていくのかを想像してハラハラしながらエンターテインメントとして楽しんでいただけたら嬉しいです!」と観客に向けてメッセージを寄せている。
■公開情報
『嗤う蟲』
新宿バルト9ほかにて公開中
出演:深川麻衣、若葉竜也、松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲ
監督:城定秀夫
脚本:内藤瑛亮、城定秀夫
音楽:ゲイリー芦屋
製作幹事:ポニーキャニオン
製作プロダクション:ダブ
配給:ショウゲート
2024年/日本/カラー/シネスコ/DCP5.1ch/99 分/PG-12
©2024 映画「嗤う蟲」製作委員会
公式サイト:waraumushi.jp