「フジアニ2025」に宮野真守、梶裕貴、花澤香菜ら集結 「ノイタミナ枠」が大幅変更へ

「フジアニ2025」に宮野真守ら集結

 フジテレビは12月9日、2025年の放送ラインナップを一挙発表する新作発表イベント『フジアニ2025』を開催。同イベントでは2025年に放送20周年を迎える“ノイタミナ”枠をはじめ、深夜アニメ枠“+Ultra”、“B8station”の新作が発表され、声優の梶裕貴、花澤香菜、宮野真守、福山潤が登壇した。司会はニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが務めた。

(左から)宮野真守、梶裕貴、花澤香菜、福山潤、殺せんせー

 イベントでは1月クールの新作として、『ねこに転生したおじさん』、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第2期「京都動乱」、『ハニーレモンソーダ』、『RINGING FATE』の4作品が紹介された。

 注目を集めたのは、ノイタミナ枠の大幅な編成変更だ。2005年の設立以来、深夜帯での放送を続けてきた同枠だが、放送20周年を記念して現在の毎週木曜深夜0時55分から23時台へと移行。20年の歴史で初となる23時台での放送により、全国視聴可能圏が拡大するという画期的な変更となる。これに伴い、おなじみのジングルも一新されるとのこと。

梶裕貴×花澤香菜×宮野真守のアニメ『謎解きはディナーのあとで』放送へ

(左から)宮野真守、花澤香菜、梶裕貴

 新時間帯の記念すべき第1作目として発表されたのは『謎解きはディナーのあとで』。制作スタッフは、キャラクター原案を『プロミス・シンデレラ』の橘オレコ、監督は『ダイヤのA』の増原光幸、シリーズ構成は『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の國澤真理子、キャラクターデザイン・総作画監督は映画『金の国 水の国』の河田泉、音楽ははまたけしが担当。アニメーション制作はマッドハウスが手掛ける。本作のキャストとして登壇した梶、花澤、宮野からは、それぞれオーディションについてのエピソードが語られた。

 花澤は「一読者だったので、本当に玲子ちゃんを演じられるのは嬉しいです。オーディション稽古がテンション高めだったので合うかもしれないと思いました」と喜びを語る。梶は「狂言回しというか、淡々と言葉を発するキャラなのですが、オーディションの時にぜひやってみたいと思いました。特殊だったのは、アニメの仮映像ができたものに声を当てるのが印象的でしたね」と役作りの過程を明かした。

花澤香菜

 宮野は「実はオーディションでは風祭以外に影山を受けていて。影山狙いだったんですけどね(笑)風祭のオーディション時にSEまでキュピーン! シャキーン! キラーン!って読んだんですよ。そしたら受かりました」と会場の笑いを誘った。

 イベントでは新作のキービジュアルも公開。赤いドレスの玲子とポーズを決めた影山と風祭が描かれており、登壇者たちも各キャラクターをイメージした衣装で出演した。

 作品の見どころについて、宮野は「PVだけでも伝わると思いますが、テンポ感がいい作品なんですよね。やり取りもコミカルで非常に面白く、謎にのめり込んでいって……。犯人たちは何を考えているのか。人間物語としてもぐっと心に来るものがある作品です」とアピール。

(左から)宮野真守、花澤香菜、梶裕貴

 梶は「上質な推理作品、ミステリーに仕上がっております。コミカル要素、コメディな部分も十分に混ざり合っており、1話完結なので気楽な気持ちで楽しんでいただけるかと」と語った。

 花澤も「キャラの濃い人たちが面白い話をしながら進んでいく作品です。アニメーションが本当にぬるぬると素晴らしく動いていくんです。マッドハウスさんが本当に力を入れて作ってくださっているので楽しみにしていてください」と期待を寄せた。

日曜9時30分枠が『ONE PIECE』から『TO BE HERO X』に

(左から)宮野真守、花澤香菜

 続いては、2025年4月より『ONE PIECE』が放送されている日曜9時30分の枠で放送される、『TO BE HERO X』の紹介に。なお、『ONE PIECE』の新たな放送枠については後日発表されるという。

 『TO BE HERO X』は、中国のbilibiliとアニプレックスによる完全新作オリジナルアニメ。人々からの「信頼値」によってヒーローランキングが変動する世界を舞台に、特殊な能力を持ったヒーローたちの活躍を描く。キャストには、主人公Xを宮野真守、孤高の女王クイーンを花澤香菜が演じる。楽曲陣も豪華で、オープニングテーマはSawanoHiroyuki[nZk]:Reiの「INERTIA」、エンディングテーマはSennaRinの「KONTINUUM」に決定した。

 作品について宮野は「新しい時代が来ている感じがします。フジテレビが新しい挑戦をする中で、今までにないことにチャレンジするのは勇気がいることだと思います。エンターテインメントの可能性も広がっていく、すごく大きな第一歩だと思うので、皆さんにも注目していてほしい」と期待を寄せた。

(左から)宮野真守、花澤香菜

 花澤も「オムニバス形式で主人公が入れ替わっていく内容になっているので、クイーンについてはもちろん知っているんですけど、他のヒーローについては私もまだ知らない部分もあり……。いち視聴者として私自身もとても放送を楽しみにしています」と語り、作品への期待感を示した。

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