幾田りら×あのにとって“理想の友人関係”とは 「一緒にいる時間の濃さが全てじゃない」

幾田りら×あのにとって理想の友人関係とは

チームと信頼を築くために心がけていること

ーーアニメーションもライブステージも、多くの人々が関わり合い、一つのチームとして作品を作り上げていくものですよね。そういった場において、周囲との信頼関係を築くために何を心がけているのでしょうか?

幾田:なんとなく心にあることなんですけど、ずっと明るい自分でいたいなって。別に作ってるわけじゃないんです(笑)。ただ、仕事だったとしてもハッピーな時間の方が絶対いいじゃないですか。だから、極力仕事の現場も仕事だと思わなくていいぐらい、一緒にいるだけで楽しい現場だったらいいなっていうのは思ってて。自分がその場所にいることで、場が明るくなるような人でいたいと思ってます。(スタッフをぐるっとみながら)みなさんがそう思ってくれてるかどうかわからないですけど(笑)。でも自分が活動したり、ステージに上がることを支えてくれている人たちだからこそ、楽しくハッピーな空間を作りたいと思っています。

(左から)幾田りら、あの
(左から)幾田りら、あの

ーーその考え方は、過去に出会った人の影響だったり?

幾田:特に思い当たる人はいないんですけど、仲間っていうか……自分の目の前にいてくれる人たちが好きなんですよね。誰でもそういう風になれるわけじゃないんですけど、自分が気を許した目の前の人たちとは楽しい時間を過ごしていたい気持ちがあって。

あの:僕も、理想はめっちゃそれなんです。結局性格的に全然できない時も多いんですけど……(笑)。どれだけ年数かけても人見知りだし、自分ができることが少なくて、人間関係を築くのは苦手。でもその中でも信頼っていうところだと、ステージに立った時、“絶対に自分がやるべきパフォーマンスをしっかりこなす”っていうのは、決めてます。心の中に持ってる気持ちは、そういう行動とかで伝わればいいのかなと思ってて。同じ景色とか見せたいものはスタッフさんもだし、関わる人全員と共有したい。その人の人生に「あの」という存在がいることで、何か少しでも新しい感情とか感覚とか生まれるといいなと思ってます。

■公開情報
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』
後章:全国公開中
声の出演:幾田りら、あの、種﨑敦美、島袋美由利、大木咲絵子、和氣あず未、白石涼子、入野自由、内山昂輝、坂泰斗、諏訪部順一、津田健次郎、竹中直人
原作:浅野いにお『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)
監督:黒川智之
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督:伊東伸高
美術監督:西村美香
音楽:梅林太郎
アニメーション制作:Production +h.
製作:DeDeDeDe Committee
配給:ギャガ
©浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
公式サイト:dededede.jp
公式X(旧Twitter):@DEDEDEDEanime

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