小芝風花、なぜ今求められる? 『大奥』『城塚翡翠』で証明した“バディもの”との相性

小芝風花×バディものは間違いない!

 小芝の最大の魅力はバディ要素のある芝居において、他者の魅力を相乗効果的に引き出せることだ。主役、または重要なポジションに抜擢されることの多い小芝だが、自分がカリスマ性を発揮し牽引するだけの力を持つと同時に共演者をも輝かせることができる。こうした力は『霊媒探偵・城塚翡翠』/『invert 城塚翡翠 倒叙集』(日本テレビ系)における清原果耶との掛け合いや、『大奥』前半での西野七瀬との掛け合いでも顕著に感じられた。今回の『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』では、まだキャストが明かされない“10歳上のクールな同期”の月本真との関係性がキーとなりそうな予感。誰と共演しても魅力的に輝いて、尚且つ相手役も輝かせられる小芝だからこそ、バディ要素のある作品は適任なのではないか。

小芝風花に聞く、過去作とフジ令和版『大奥』の違い 「これまでで一番切ない『大奥』に」

フジテレビ系木曜劇場枠で放送される『大奥』。世代を超えて長きに渡り愛されてきた『大奥』がフジテレビの連続ドラマとして放送されるの…

 加えて『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』は身元不明の遺体を家庭に帰すというヒューマンドラマ要素もあるため、ロジカルに事件解決を追うだけではなく、心に訴えかける“ぬくもり”が必要となる。そして小芝の芝居は視聴者の心をゆさぶる暖かさも持ち合わせているのだ。『大奥』の御台所・倫子役での真っ直ぐで真の強い女性像が多くの視聴者の心に響いたように、今回も観る者を没頭させる作品になるのは間違いないだろう。

『大奥』を見事に牽引した小芝風花の底力 亀梨和也、宮舘涼太、西野七瀬の存在感も

畳み掛けるような展開と驚きのクライマックスで最終話まで盛り上げてくれた『大奥』(フジテレビ系)。放送を終えた今、改めて魅力的なキ…

 勢いもあり、実力も十分な小芝だけに、このタイミングでの日本テレビにおける主演抜擢は合点がいく。本作でさらにはずみをつけ、より活躍の幅を広げていくであろう。

■放送情報
『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』
日本テレビ系にて、7月スタート 毎週土曜21:00〜放送
出演:小芝風花ほか
脚本:八津弘幸、佐藤友治
音楽:横山克
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:荻野哲弘、鈴木将大、本多繁勝(AX-ON)
演出:菅原伸太郎、大谷太郎ほか
制作協力:AX-ON、アバンズゲート
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/gohome
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/gohome_ntv
公式Instagram:https://www.instagram.com/gohome_ntv
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@gohome_ntv

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