櫻坂46 藤吉夏鈴、“食”へのこだわりと思い出を明かす 2024年は俳優業にも積極的に挑戦

藤吉夏鈴、“食”へのこだわりと思い出明かす

 ゆざきさかおみによる人気コミックを原作に、同じマンションに住む野本さん(比嘉愛未)と春日さん(西野恵未)が食事を通じて関係を深めていく様子を描いたNHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』。

 シーズン2から新たに登場したのが、櫻坂46の藤吉夏鈴演じる南雲さんだ。南雲さんは、野本さんと春日さんと同じマンションに越してくる、少食で、かつ人前で食事をすることができない会食恐怖症の“食べたくない女”。演技の活動をする機会も増えてきた藤吉に、役との向き合い方や食事にまつわるこだわりを聞いた。

「南雲さんには、無自覚な“あざとさ”がある」

――改めて本作に出演が決まったときの心境を聞かせてください。

藤吉夏鈴(以下、藤吉):オファーをいただいてからドラマのシーズン1を拝見したんですが、私の大好きな原作の雰囲気や温もりがそのまま映像化されていて、早く現場に行って撮影したいなと思いました。

――原作や台本を読んだ時、ご自身が演じる南雲さんに対してどのような印象を持たれましたか?

藤吉:南雲さんには、無自覚な“あざとさ”があると思います。一つひとつの言動がかわいらしくて、近くにいるとつい世話を焼きたくなるだろうなと。そういうところが南雲さんの魅力であり、羨ましいなと思う部分です。

――南雲さんは、少食で、なおかつ人前での食事に強い抵抗感を覚える女性です。そんな南雲さんを演じるにあたり、心がけたことはありますか?

藤吉:この作品は南雲さんだけではなく、キャラクターひとりひとりの悩みや葛藤が繊細に描かれているところも魅力の一つなので、そこは丁寧に表現したいと思っていました。それに、私にとって会食恐怖症という言葉はあまり遠いものではなかったんです。改めて学生時代などを思い返してみると、「もしかしたら、あの子もそうだったのかな」と思うような光景も見てきましたし、コロナ禍で当たり前のように着用していたマスクを外さなきゃいけない食事の場面に抵抗感や恐怖を抱いてしまう方もいらっしゃると思います。そういった気持ちにしっかりと向き合いながら演じました。

――藤吉さんは櫻坂46のメンバーとして活動されていますが、パフォーマンス等で体力を使う場面も多いと思います。何か食事に関して、体力づくりや健康の面で気を遣っていることはありますか?

藤吉:それでいうと特にはなくて、昨日もライブに向けてリハーサルをしていたんですが、休憩時間にお菓子ばかり食べて、舞台監督さんに「ちゃんとしたご飯を食べなさい!」って怒られてしまったぐらい(笑)。ただ私はどちらかというと、プライベートの時間にゆっくりと食事をとりたいタイプで、特に一人で旅館に泊まってご飯を食べるのが好きなんです。観光じゃなくそれ自体が目的なので、旅館も食事重視で選びます。

――旅館のご飯、おいしいですよね。和食がお好きなんですか?

藤吉:大好きです! 去年から和食にハマっていて、特にナスのおひたしや魚の煮付けが好きです。でも、そういうあっさりとした食事だけではなく焼肉も好きですし、里芋以外は何でも食べられます(笑)。好き嫌いはあまりない方だと思います。

――旅館にも1人で宿泊されるとのことですが、ひとり外食も平気なタイプですか?

藤吉:全く抵抗はないです。多分、どんなお店でも1人で入れると思います。この前もリハーサルが終わってから、1人で中華料理を食べに行きました(笑)。空っぽのお腹を一気に満たした時の、代謝がバーっと上がる感じが好きなんです。

――ちなみに“作りたい女”か、“食べたい女”かでいうと藤吉さんはどちらでしょう?

藤吉:“食べたい女”です! 人の手料理が好きですね。上京してからは誰かが作ってくれたものを食べる機会はほとんどないですけど、たまに実家に帰ってお母さんの手料理を食べると、「やっぱりいいな、こっちでもお母さんと暮らしたいな」って思います。

――今まで作ってもらった料理の中で、特に思い出に残っているのは?

藤吉:おでんですかね。実家におでんの時にしか見ないような食器があって、それも「ザ・実家!」って感じの食器で(笑)。その感じも含め、思い出深いです。

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