櫻坂46 藤吉夏鈴、“食”へのこだわりと思い出を明かす 2024年は俳優業にも積極的に挑戦
櫻坂46加入から5年、演技への思い
――南雲さんは野本さんと春日さん、そしてシーズン2から新たに登場となる矢子さん(ともさかりえ)とも交流を深めていきます。お三方とご一緒された撮影はいかがでしたか?
藤吉:現場は常に賑やかで、和気あいあいとした雰囲気が漂っていました。スタッフさんを含め、みんなで撮影を楽しんでいる感じがあって、私はいつもひっそり笑っていました(笑)。本当にみなさん、面白いんですよ。
――特に緊張はされませんでしたか?
藤吉:これまでは同世代の方々とお仕事をすることが多かったので、年上のお姉さま方と初めてご一緒させていただくことになり、緊張していました。でも、本当にありがたいことに、比嘉さんを中心にみなさんが居心地の良い空間を作ってくださったので、私も自然体でいることができましたし、撮影が本当に楽しくて、いつも家に帰りたくないなと思っていました。
――みなさんから役者として影響を受けた点があれば教えてください。
藤吉:クランクイン直後にメイク室で西野さんとお会いして、お互い普段の感じで喋っていたんですね。その中で西野さんが冗談っぽく、春日さんになりきって「ありがとうございます」って言ったんですよ。その時のギャップがすごくて。私はあまり自分とかけ離れたような役を演じることはないので、演じるってこういうことなんだなと衝撃を受けました。
――藤吉さんは普段、どのように役作りされているのでしょうか?
藤吉:私は自分が演じる役に少しでも気持ちを重ねて、近づきたいと思っているので、まずは台本をしっかりと読み込んで、共感できるポイントを探す作業から始めます。
――現時点で感じているお芝居の難しさや楽しさを教えてください。
藤吉:私はお芝居を始めたばかりで現場に行っても知らないことだらけなんですが、逆にそれが楽しいんです。私は櫻坂46の2期生で、グループに入ってからもう5年経つんですが、やっぱりどうしても新しい刺激を感じにくくなってしまうんです。それがちょっと怖かったというか、このまま全てのことに慣れてしまったらどうしようという危機感があって。だからこそ、こうして新しいことに触れて、新鮮な気持ちになれることが嬉しいです。
――世界がさらに広がったんですね。藤吉さんは、『アオハライド Season2』(WOWOW)にも出演して、俳優業にも積極的にチャレンジしている印象があります。そんな一つのターニングポイントとなる2024年をどんな1年にしたいですか?
藤吉:それについてはマネージャーさんともよく話していて、私は「もっとお芝居も頑張りたいです」とお伝えしています。櫻坂46にも昨年、3期生の子たちが加入して、ここからさらに飛躍していけたらと思っているので、お芝居やグループ外での活動で吸収したものを持ち帰ってみんなを引っ張っていきたいです。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
藤吉:まずは皆さん、いつも本当にお疲れさまです。私は普段、忙しない日々を送る皆さんの心の拠り所になれたらと思いながらグループ活動を行っていますが、『作りたい女と食べたい女』もそういう存在になってくれたらいいなと思っています。私も南雲さんとして皆さんの心に寄り添いたいと思っていますので、ぜひドラマを観て1日の疲れを癒してほしいです!
■放送情報
夜ドラ『作りたい女と食べたい女』Season2
NHK総合にて、毎週月曜〜木曜22:45~23:00放送(全20話)
出演:比嘉愛未、西野恵未、藤吉夏鈴、森田望智、ともさかりえほか
原作:ゆざきさかおみ
脚本:山田由梨
音楽:伊藤ゴロー
制作統括:坂部康二(NHKエンタープライズ)、大塚安希(MMJ)、勝田夏子(NHK)
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK、MMJ
写真提供=NHK