『マルス-ゼロの革命-』道枝駿佑が涙の訴え 第1話からどんでん返しの連続に

『マルス-ゼロの革命-』道枝駿佑が涙の訴え

 同情の余地はあるものの、酷いことをされた相手だからといって確実に破滅が待ち受ける道に突き落としてもいい理由にはならない。それではいじめをはじめとした世の中に溢れる悪事は連鎖する一方で、断ち切ることはできない。セロが切々と訴えた通り「この痛みを強さに変えて」「自分で乗り越える」ことで負の連鎖を断ち切る必要がある。それでもなお「どうにもならないことがある」と涙ぐむゼロには、理不尽に大切な存在を奪われた過去があるようで、それが回想シーンに登場する倉科エリ(大峰ユリホ)のようだ。

 そして最後に明かされたどんでん返しは、このエリを殺した犯人こそが動画集団“マルス”のメンバー6人の中にいるということ。成り行きで、あるいは無作為にゼロが名簿から選んだかに見せかけて、実際には犯人候補者を自分の元に集め、世直しのメンバーに任命するゼロ。動画内で復活宣言をしたゼロは「俺を闇に葬った諸君への宣戦布告」とも語ったが、どうやらこれは國見(江口洋介)に向けられたメッセージらしい。

『マルス-ゼロの革命-』

 自分の大切な存在の仇かもしれないメンバーを組織して「俺と一緒にこの世界をぶっ壊そう」とするゼロの目的地はどこに向かうのだろうか。

■放送情報
『マルス-ゼロの革命-』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜21:54放送
出演:道枝駿佑(なにわ男子)、板垣李光人、吉川愛、井上祐貴、横田真悠、山時聡真、野間口徹、菜葉菜、徳井健太(平成ノブシコブシ)、泉澤祐希、戸塚純貴、山口紗弥加、岩松了、江口洋介
脚本:武藤将吾
音楽:未知瑠
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:田中真由子(テレビ朝日)、中沢晋(オフィスクレッシェンド)
監督:平川雄一朗、片山修
制作協力:オフィスクレッシェンド
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/mars/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/mars_tvasahi
公式Instagram:https://www.instagram.com/mars_tvasahi/

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