『ゆりあ先生の赤い糸』みちるは松岡茉優自身にも近い? 物語“本編”がいよいよスタート
ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)第2話は、本作のキャッチコピー「みんなまとめて愛してやる。」の意味が分かる、真のドラマのスタートとも言える回だ。
それはこの第2話より、吾良(田中哲司)の愛人・小山田みちる(松岡茉優)と2人の子供、まに(白山乃愛)とみのん(田村海夏)が本格登場することにある。
吾良のことを「ゴロさんパッパ」と呼ぶみのんは、みちるとの間の隠し子の可能性が濃厚。吾良の彼氏である箭内稟久(鈴鹿央士)、さらには同居している義母の伊沢節子(三田佳子)の存在も相まって、伊沢家は混沌と化していく。
「これ以上のことはなにもないんじゃない?」というゆりあ(菅野美穂)の思いも虚しく、みちるのDV夫である小山田源(前原滉)が娘のまにを迎えに伊沢家に襲来する。ゆりあの姉の泉川蘭(吉瀬美智子)は、私ならこんな家いられないと現実的な正論をぶつけていたが、ゆりあは今回のラストでみちると稟久に「ここから3年間を私に預けていただきたい」と吾良の介護や家事の手伝いを含めた共同生活を提案するのだ。
主演を務めた『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)での教師役もまだ記憶に新しい松岡茉優。その際の芝居とは大きく異なる、柔らかくミステリアスな雰囲気と稟久の言葉を借りれば「ヒロイズム」に溢れた、少々あざとさのあるみちるという役。本作の制作会見では、菅野美穂から男性スタッフ陣が松岡に魅了されているという裏話が飛び出していたが、そういった意味では本人とも近い、自然体な役柄と言えるのかもしれない。コテンと首を傾げるみちるに、しっかりとイラつく稟久の敵対関係は、第3話を楽しみにさせてくれる。