橋本環奈は初共演という感じがしない? 『トクメイ!』佐藤二朗、沢村一樹が証言
10月16日22時よりカンテレ・フジテレビ系で放送がスタートする『トクメイ!警視庁特別会計係』の制作発表会見が10月13日に都内で行われ、橋本環奈、沢村一樹、松本まりか、JP、前田拳太郎、徳重聡、佐藤二朗が登壇した。
カンテレ・フジテレビ系の連続ドラマで初主演となる橋本が演じるのは、経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負って本庁から派遣された特別会計係の警察官・一円。橋本はオファーを受けた時の心境を聞かれ、「魅力ある円を演じられることがすごく幸せ」と笑顔で答えた。「刑事ドラマは本当にたくさんあって、数々の名作が生まれていると思うんですけど、今作はお金にまつわることで、事件の解決も円が関わることで違った角度から進んでいくところが面白いところ。突き進む真面目さとあまりの不運さに、皆さんもかわいそうと思ったり、かわいいと思ったり、多角的に観ていただけるんじゃないかと思います」と見どころを紹介した。
共演陣にはそうそうたる顔ぶれがそろった。円が派遣される万町署で強行犯係係長の湯川哲郎を演じる沢村は「一言で言うと昭和のおじさん刑事です。ちょっと乱暴なシーンがいくつかあったりするので、バズって宣伝になればいいかな」とにやり。湯川班の紅一点で“武闘派”藤堂さゆり役の松本は「本当に楽しくて、初日からこんな楽しい現場があるのかというドラマです。楽しい現場そのままのドラマになっていると思うので、ぜひ楽しみにご覧になっていただければと思います」と撮影現場の様子を伝えた。
強行犯係でさゆりと行動を共にすることが多い大竹浩介を演じるJPは、「芸人のマインドは置いて、役者として新しい扉を開けられるようにやってまいります」とものまね芸を封印して臨んだ。前田が演じるのは新人刑事の月村久。「湯川班で一番後輩で、上司の皆さんからいじられる愛されキャラ」とフレッシュな魅力を放つ。徳重演じる中西翔は就職氷河期で志望企業に就職できず、アイドル好きで夢は結婚することという設定。徳重は「ダメ人間すぎて納得いかない。台本を読んでいるとかなりポンコツだなと。他の皆さんもポンコツさはありますが、それを補って余りある優秀さがあるんです。今のところ中西にはないです」と苦笑いした。
和気あいあいとした雰囲気の会見で異彩を放ったのは佐藤。演じる須賀安吾は円の上司の警務課長で、師匠であり父親のような存在。マイクを握った佐藤は「この間、撮影の合間にお手洗いに行ったらちょっと尿漏れをしまして」とタブー無視の暴露話で周囲を慌てさせた。佐藤によると、須賀は「今までにないくらいめちゃくちゃ優秀な刑事で、射撃の腕前もすごい。そういう役は初めてなので注目してほしい」とできる男ぶりをアピールした。