『ヒップタッチの女王』最終話でイ・ミンギのカッコよさ爆発 ハン・ジミンと最高のケミ

『ヒップタッチの女王』最終話で最高のケミ

 Netflixで配信中の『ヒップタッチの女王』が10月1日に最終回を迎えた。ハン・ジミンとイ・ミンギを主演に迎えたコメディミステリーは、NetflixグローバルTOP10(9月25日~10月1日週)でも9位にランクインと世界の視聴者にも人気のうちに幕を閉じた。

 本作は、ハン・ジミン演じる獣医のポン・イェブンが、ひょんなことからお尻をさわると過去が見える超能者となり、イ・ミンギ演じる熱血刑事のムン・ジャンヨルと事件解決に乗り出す物語だ。(以下、最終話までのネタバレあり)

 物語の舞台は、静かな田舎町ムジン市だ。水よし、人よし、平和なムジンで起きた連続殺人事件。イェブンとジャンヨルは、コンビを組んで事件解決に乗り出したのだが、ふたりが犯人と目星をつけた人物は、ことごとくハズレるだけでなく、真犯人によって殺害されるという痛ましい事件が続いていた。第15話、第16話では、クライマックスを迎え、イェブンとジャンヨルの関係に亀裂が入ってしまうのだが……。

 コンビニ店員のキム・ソヌ(スホ/EXO)が、事件に使われた凶器の包丁を隠し持っていたのを見つけてしまったイェブンは、ソヌの元から走って逃げだす。イェブンを追いかけるソヌだが、イェブンの行く手には、“レインポンチョ”殺人犯が待ち受けていた。イェブンを逃がすためにソヌは犯人と格闘になり、その隙にイェブンは逃亡に成功する。ソヌの身が心配になったイェブンは、ソヌの元に引き返すのだが、すでにソヌは息絶えていた。緊迫した場面で、ソヌがどんな気持ちでイェブンを追っていったのかを思うと痛ましくてやり切れない。必死で逃げるイェブンに、早く戻ってソヌを助けてほしいと思った視聴者も多いのではないだろうか。ハラハラドキドキの展開で、ソヌの死という悲しく無念な出来事は、イェブンとジャンヨルを罪悪感という奈落の底に突き落とす。

 イェブンは、ソヌを疑った自分を責めて、食事も取らずにふさぎ込んでいた。一方のジャンヨルも犯人を間違い、ソヌが命を落としてしまったことを悔やみ、真犯人探しに一層燃える。そして、ジャンヨルは、犯人がイェブンの超能力から自身を隠すためにサングラスを使用したことに気づく。

 ジャンヨルは、イェブンに、犯人は犯行時にサングラスをかけて凶行に及んだことを告げるが、イェブンはジャンヨルと捜査をすることを拒否。ジャンヨルとわかれたイェブンは、ソヌの葬儀をおこなう霊媒師パク・ジョンベ(パク・ヒョックォン)のもとに行く。しかしイェブンは、ジョンベがサングラスをかけている姿を見て、ジャンヨルの「サングラスがトリックだった!」という言葉を思い出し戦慄する。イェブンが農場で宇宙からの光によって超能力を手に入れた日に、ジョンベも農場を訪れており、彼は目に光を浴びて人の目を見れば心を読める超能力者になっていたのだった。

 本作は、サスペンススリラーのパートがシリアスで重くなればなるほど、反比例してコメディ部分が面白くなるのだが、事件解決に向けてイェブンとジャンヨルが走り出すとともに、2人のコメディぶりにも笑わせられた。

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