『この恋は不可抗力』ロウンを夢中にさせたチョ・ボア ホンジョの恋から目が離せない

『この恋は不可抗力』ホンジョの恋の行方は?

ハ・ジュン、恋敵(?)ロウンとのケミに注目

 ホンジョが片思いをしている、オンジュ市役所のエリート、クォン・ジェギョンも注目すべきキャラクターだ。シンユに負けず劣らずスーツ姿がまぶしいエリート公務員で、常に女性職員の熱いまなざしを浴びている。

 何不自由なく育ったシンユとは対照的に、ジェギョンは恵まれた環境で育ったとはいいがたい。父親からの電話を無視しているところをみると、何やら確執があるようだ。ホンジョの突然の告白を受け入れなかったのも、家庭環境が影響しているとみえる。

 しかしそんなジェギョンが、突然ホンジョが住んでいる家の1階に引っ越してくる。ホンジョは「チャンス!」と喜ぶが、どこか不可解な感じもする。ホンジョにとってプラスに作用する人なのか、あるいはマイナスになる人なのか、今のところは謎だ。

 そうは言っても、シンユに対して、茶目っ気たっぷりにライバル心をむき出しにするところは「あはは!」と笑ってしまう愉快なシーンとなっている。とりあえずは2人のイケメンのケミを思い切り楽しみたい。

無表情で愛をつぶやくロウンに笑いが……

 スーツをビシッと着込み、長身が映える弁護士チャン・シンユを演じるロウンのカッコよさは、本作でも際立っている。物語の序盤ではほとんど笑顔を見せず、不気味な赤い手に頬を撫でられるダークなシーンが多かったが、第3話以降、シンユの様子に変化が見られた。

 相変わらずクールで笑顔は見せないが、ホンジョと出会い、謎の木箱を開けたことで、自身にかけられた呪いを解くために奔走する。ホンジョに対して「身病治療術」を自分に施してほしいと頼み、満月の夜に実施したことで、遺伝病は良くなったようだ。

 しかし一方で「愛情成事術」で、ホンジョが作った愛の水を飲んでしまったために、ホンジョのことを好きになってしまう。頭の中では「ホンジョのようなタイプの女性を好きになるわけがない」と理解しているのに、ホンジョを見るとドキドキするし、気になって仕方がない。無表情かつ抑揚のない声で「君のことが気になって仕方がない」「美しすぎるだろう」と言うシンユは、なかなか笑える。

 ホンジョはシンユの行動に戸惑い、なんとか呪術を解こうとするのだが、ウンウォルに二人の縁は切っても切れないものなので受け入れろと言われてしまう。時折シンユの夢に出てくる韓服を着た少女が、ホンジョの幼い頃にそっくりなこともあり、遠い昔から2人の間には何か深い絆があったようだ。

 シンユもナヨンという婚約者がいるため、ホンジョへの想いを断ち切りたいのだが、なかなか思うようにいかない。ホンジョに急接近しているジェギョンの存在も気になり、さらにはホンジョをしつこくつけまわすストーカーに恨まれるなど、身辺が慌ただしくなってきた。そしてナヨンもシンユの知らない秘密を抱えていることが明らかになった。

 シンユとホンジョの未来はどうなるのか。物語の後半で、遠い昔からの2人の縁が詳しく描かれることを期待して、行く末を見守りたい。

■配信情報
『この恋は不可抗力』
Netflixにて配信中
出演:チョ・ボア、ロウン、ハ・ジュン、ユラ
(写真はJTBC公式サイトより)

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