『ヒップタッチの女王』ハン・ジミンらが事件の核心に迫る イェブンの母親と関係が?

『ヒップタッチの女王』事件の核心に迫る

 Netflixで配信中の『ヒップタッチの女王』。本作は、ハン・ジミン×イ・ミンギ主演のコミカルミステリーで、ハン・ジミンが主人公の獣医ポン・イェブンに扮し、イ・ミンギは熱血刑事ムン・ジャンヨルに扮する。本稿では、現在配信中の第9話、第10話の内容を中心に紹介していく。

 物語の舞台は、郊外の小さな町ムジンだ。水良し、人良し、平和なムジンで獣医を営むイェブンは、ある日、宇宙から飛来した不思議な光を浴びてから、人の尻に触れると記憶が見えるサイコメトラーになってしまう。イェブンと一緒に光を浴びた農場主のチョン・グァンシク(パク・ノシク)も同じくサイコメトラーとなるのだが、彼の場合はイェブンと違って、人の脚に触れるとその人の記憶が見えるのだ。イェブンの尻と違って、脚の方が触るハードルが低く、物語の中では、尻を触るために苦心するイェブンの姿がコミカルに描かれる。

 イェブンの能力を知った刑事のジャンヨルは、町で起きた連続殺人事件の犯人を見つけるためにイェブンとタッグを組んで捜査を開始する。町の人の尻を片っ端から触っていくイェブンとジャンヨルの姿に笑わせられる。第9話、第10話では、新たな被害者が登場し、イェブンが犯人と遭遇するという事態が起きてしまう。犯人は、レインポンチョを着て犯行に及ぶ特徴があり、“レインポンチョ”と呼ばれているのだが、レインポンチョともみ合ったイェブンは、手に怪我をしてしまう。怪我をしたイェブンに変わり、農場主のグァンシクがイェブン×ジャンヨルの捜査コンビに加わることになる。グァンシクを交えた3人は、これまでのレインポンチョの行動から、レインポンチョがイェブンとグァンシクと共に、宇宙から飛来した光を浴びた“第3のサイコメトラー”ではないかと推理する。

 ジャンヨルは、レインポンチョがサイコメトラーであれば、これまでの殺害時の不可解な出来事は腑に落ちるとイェブンたちに話す。レインポンチョが、イェブンに記憶を読み取られないために目を閉じて凶行に及んでいたのではないかというのだ。イェブンたちは、町の大イベントである祭りの日に、レインポンチョを探し出すために一計を案じる。

 霊媒師のパク・ジョンベ(パク・ヒョックォン)の協力のもと、町の人たちの尻や脚を触り、次々に記憶を見ていくうちに、イェブンは祖父チョン・ウィファン(ヤン・ジェソン)の不可解な行動や、ムジン市の国会議員チャ・ジュマン(イ・スンジュン)が、自殺したイェブンの母親チョン・ミオク(チェ・ジョンイン)と一緒にいた記憶を見て不審に思う。さらに、霊媒師のジョンベの記憶を見ると、宇宙から謎の光が農場に飛来したときに、イェブンとグァンシクから離れた柱の後ろに立っていた人物の姿が、あぶりだされた。

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