坂口健太郎が不幸のどん底に 『CODE-願いの代償-』序盤から予測不能な展開が続く
神奈川県警暴力団対策課の刑事・二宮湊人(坂口健太郎)が幸せの絶頂から不幸のどん底に叩きつけられる様子が描かれた『CODE-願いの代償-』(読売テレビ・日本テレビ系)第1話。
交際5年となる記念日に、鑑識課で働く恋人・七海悠香(臼田あさ美)にプロポーズし、彼女から妊娠の報告を受けた矢先、最愛の人は帰らぬ人となってしまう。「俺、良い父親になるよ」と誓ったその日に、悠香もお腹の中の子どももエレベーターの落下事故で失ってしまったのだ。
しかしこの事件には不審な点が多々あった。エレベーターが落ちた時間だけ庁舎内の全ての監視カメラが作動しておらず、また、悠香を送り届け駐車場で待機していた二宮は、エレベーターのメンテナンス業者の男(中島健)を見かけたのにもかかわらず、実際にはエレベーターのメンテナンスが行われたのは半年以上前だというのだ。事故があった日にエレベーター点検作業があったという報告も受けていないという。それに我々視聴者には明かされた通り、悠香は森本という人物の夜遅い来客によってエレベーターに乗ることになった。
生まれてくるはずだった子どものためにベビーベッドを通販で探す二宮の耳に不穏な救急車のサイレン音が近づく。担架に担ぎ込まれ白い布で覆われた人を鑑識課の後輩が震えながら見つめる姿に“そんなはずはない”という祈るような気持ちと、“もしかして……”と最悪の事態が頭をかすめる二宮の入り乱れたさまが全身から見て取れた。
悠香の不審な死の真相を知る術もなく茫然とする二宮の元に、よりにもよってそんな正気ではいられないタイミングで、大学時代の同級生・佐々木慎介(渋谷謙人)からどんな願いも叶えてくれるという正体不明のアプリ「CODE」のQRコードが送られてくる。気軽に誘っておいて、任務のことは電話で後出しするという佐々木も一体何者なのだろうか。願いが叶えば任務が与えられ、その任務を遂行すればまた別の願いが叶えられるという中毒性の高すぎるCODEをこのタイミングで二宮に紹介するなんて狙ったとしか思えないが、一体誰のどんな思惑で、二宮はこの“一度始めたら逃げられない”CODEに巻き込まれたのだろうか。