ライバルの存在が物語を熱くする! アニメにおける魅力的なライバル関係5選

アニメにおける魅力的なライバル関係5選

『ポケットモンスター』サトシ&シゲル

 ゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とする「ポケモンマスター」を目指す少年・サトシと、相棒のピカチュウをはじめとしたポケモンの成長を描いたテレビアニメ『ポケットモンスター』。

 サトシは、常に自分の一歩先をいく幼なじみのシゲルを小さい頃からライバル視していた。そして、2人は初めて釣りでバトルをした際に、お互いの竿にかかり取り合ったことで半分に割れてしまった1つのモンスターボールを互いのライバルとしての証として大事に持っていた。また、サトシが初勝利を収めたシロガネ大会において、シゲルは「釣り対決の決着が今日ついた」と割れたボールをサトシに託そうとしたが、別れ際にサトシが「持っていて欲しい」とボールを返しており、2人が永遠の良きライバルであるということがこの場面からも読み取れた。

『文豪ストレイドッグス』太宰治&フョードル・ドストエフスキー

 『文豪ストレイドッグス』は、文豪たちがキャラクター化され、それぞれの文豪にちなんだ作品や、ペンネームなどの名を冠した異能力を用いて戦う様子を描いたファンタジー作品。

 太宰治は、異能力集団「武装探偵社」の一員で、触れることで異能力を無効化させる力を持っている。フョードル・ドストエフスキーは、殺人結社「天人五衰」の構成員で、頭部に触れただけで相手を絶命させる直接戦闘型の力を持つ。異能力の相性が最悪な2人はお互いを天敵として見ている。そして、「ポートマフィア」時代の罪が明るみとなり収監された太宰と、「武装探偵社」と「ポートマフィア」の両トップを殺害しようとして収監されたフョードルの頭脳戦は監獄においても繰り広げられていく。

 TVアニメ第4期では、「武装探偵社」を罠にはめた「天人五衰」との決着が着かないまま終わっていた。第5期では「天人五衰」のボス神威の正体に迫っていくという展開が期待されている。

 アニメにおけるライバル関係は、単なる対立ではなく、お互いを高め合う存在として描くことで、彼らの人間性や情熱を浮き彫りにし、視聴者に感情的なつながりを生み出してくれる。そして、その感動が視聴者の心に深く響くことで、人生においても大きな影響を与えてくれる。

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